寒気にすっぽり覆われて日本海側ではしぐれて冬型の天気分布。
北日本は日中低気圧が通過し、北見や夕張など内陸部で20cm超の降雪。
関東から西の太平洋側では陽射しの温もりはあったものの、空気はひんやり。
【サクラ満開】東京(平年比-1日)、和歌山(-4)、松山(-4)

寒風で雪もちらちら

前夜までの残雪も

冬型+気圧の谷
寒気移流により真冬に逆戻りで全国的に気温ダウン。
東海以西では何とか10℃には届いたものの
気圧の谷が残った関東は北東気流により終日冷たい雨となり
前日から15℃前後急降下して日中は底冷えの寒さ。
なお、寒気の入った道北では10cm前後の降雪。

終日底冷え

日中は4~5℃台 (14:00)

関東は気圧の谷
関東や東海、九州など一部で晴れ間が出て暖かさが残り
山梨県大月市27.3℃、静岡市27.2℃など、東海や関東などで夏日。
一方、北からは寒気がじわじわ南下し日本海側の各地はしぐれ模様。
【サクラ開花】前橋(平年比-1日)、宇都宮(-2)、津(-1)、奈良(±0)、岡山(±0)
【サクラ満開】福岡(平年比-3日)、熊本(-4)、高知(-2)

雨が残る北陸

大阪は天気回復

季節巻き戻し
日本海から前線を伴った低気圧が、季節を巻き戻すためにやってきて
西日本で大気が不安定で雨雲が発達。鹿児島県屋久島町ではけさ118mm/hの猛烈な雨。
前線の南側は南西風が強まり、フェーンが相まった日本海側で気温上昇。
新潟県上越市高田で30℃に達して真夏日となり、3月としては観測史上最高。
【サクラ開花】水戸(平年比-3日)、千葉(-3)、熊谷(±0)、京都(+1)、大阪(±0)
神戸(±0)、鳥取(-2)、松江(-2)

真夏日の上越市

雲の割れ目 @富山市内

西日本で雨雲発達 (21:00)

初夏と冬を分ける前線
低気圧や前線の通過で東北以北では大荒れの天気。
寒冷前線通過後は宮城県や福島県内を中心に暴風が吹き荒れて
東北新幹線が6時間近くにわたり運転見合わせ。
東・西日本は晴れて南から暖かい空気が流れ込み気温上昇。
宮崎県高鍋町で30.3℃、西都市で30.2℃まであがり
3月の真夏日は1996/3/26(奄美大島名瀬)以来26年ぶり2例目。
東京都心(最高気温25.9℃)で3月に夏日が3日となったのは統計観測史上初で
全国143地点で3月の最高気温記録を更新。
【サクラ開花】静岡(平年比+2日)、甲府(+1)、名古屋(+2)、和歌山(+2)、下関(±0)
広島(+1)、高松(-1)、徳島(-2)
【各地の最大瞬間風速】
宮城県女川町 37.8m/s 西北西 (15:41) [観測史上1位の値を更新]
宮城県白石市 35.0m/s 西北西 (10:09) [観測史上1位の値を更新]
宮城県名取市 34.0m/s 西北西 (12:36) [観測史上1位の値を更新]

東北で台風並み暴風 (13:00)

発達した低気圧
きょうも晴れたところが多く、宮崎空港で28.5℃など九州中心に夏日。
ただ上空には黄砂が多く飛んできて霞んだ空。
西寄りの風が強めで愛媛県今治市や岡山市南区・玉野市などで山林火災が延焼。
朝鮮半島からは再び寒気を伴った低気圧が東進してきて北日本は下り坂。
【サクラ開花】
福岡(平年比+3日)、佐賀(+1)、大分(+1)、松山(+1)、岐阜(±0)、横浜(±0)

黄砂色の影も (09:00)

ピンク色が黄砂ダスト (12:00)

黄砂飛来分布

寒冷低が東進
宮崎県日向市で25.7℃など九州を中心に夏日の暖かさ。
ただ沿海州の低気圧から延びる寒冷前線の位相が通過し、
西~東日本で大気が不安定となり一時的に雨や雷雨。
東京などで桜が開花し、平年と同じで昨年よりは5日早くなった。
【サクラ開花】 東京(平年比±0)、宮崎(+1)、長崎(+1)、鹿児島(-2)

大阪の御堂筋

夜は関東で発雷 (23:00)

暖かい空気
北日本は寒気が流れ込んで陽射し少なくひんやりしたものの
南海上と日本海のW高気圧の効果で東北以南はすっきり晴天。
西・東日本は初夏の陽気で東京都心は25.6℃で今シーズン初の夏日に。
高知と熊本は全国トップでサクラが開花、平年より1日遅く、昨年とは同じ。
【サクラ開花】 熊本(平年比+1日)、高知(+1)

関東で夏日 (14:00)

北日本で西高東低
南の高気圧からの暖かい空気に陽射しが加わって気温が上昇。
宮崎県日向市で27℃、三重県尾鷲市では25.6℃まであがり本州では今年初の夏日。
東京都心の最高気温は23.6℃で日中は半袖でもOKな陽気。

初夏の陽気

南高北低型
上空の寒気も抜けて南から高気圧に覆われて天気は回復。
北陸や甲信で残っていた雪も止んで、春の陽射しが復活。
ただ朝晩はまだひんやりして、日中の気温も平年よりはまだ低め。

春の陽射し

大雪後の妙高山系

寒気は北上
寒冷低気圧の通過で、本州の内陸山間部でまとまった降雪。
栃木県奥日光では昨夜から50cm前後のドカ雪、河口湖も30cmの積雪。
平野部でも前橋で2cmの積雪、朝方は首都圏も白くなり東京都心で1cm。
東京奥多摩町と桧原村、長野県上田佐久地域、群馬北部・南部、栃木北部などに大雪警報。

広範囲で雪や雨 (09:00)

楔状の寒気トラフ

平野部でも雪

急激に発達中
上空のシャープな寒気トラフに伴う寒冷低気圧が移動してきて
西日本は大気が不安定となり雷を伴った雨。
中国地方の山間部では大雪となり、北広島町八幡では18cmの降雪。

大気が不安定

コンマ状の雲渦 (15:00)

上空5000mの寒気コア

雨雲通過中 (18:00)

寒冷低気圧
低気圧が北海道の東海上で発達し、北日本中心に大荒れの天気。
最大瞬間風速はえりも岬で40.9m/s、根室市で32.9m/sなど台風並み。
道東やオホーツク海側ではまとまった雪となり、美幌町、津別町に大雪警報。
女満別では24時間降雪量が42cmで3月しては観測史上1位。
北日本以外も北西の風が強まり、天気が回復した関東も大気か不安定でにわか雨。

大気が不安定

都心もにわか雨

北日本中心に大荒れ
南岸低気圧の通過で西~東日本の広い範囲で冷たい雨。
気温の低い内陸部は雪となり、河口湖22cm、草津24cm、奥日光19cmなど。
また降水域が北上し、函館大沼で21cmなど渡島半島や道東でもまとまった降雪。
夜にはシアラインに伴う別の雨雲がのびて山陰地方にかかり、再び雨やあられ。

エンゼルエコー (08:20)

山陰沖に気圧の谷 (23:00)

925hPqのシアライン (21:00)

霧で煙る上州

上信越道は雪タイヤ規制

南岸低気圧+北西側トラフ
北海道の東海上で低気圧が猛烈に発達し、北日本で荒れ模様の天気。
最大瞬間風速は、えりも岬で30.9m/s、宮城県女川町で29.4m/sなど。
関東から近畿はよく晴れて日中15℃以上まで上がったものの、
夕方からは北西の季節風が強まり気温降下するとともに、風に乗って花粉も大量飛散。

東北で風強まる (12:00)

開花予想を発表

北日本で冬型強まる
南から暖かい空気が流れ込み、東~西日本は4下旬並みの暖かさ。
陽射しが戻った関東では20℃超えとなり、高崎市では22.8℃まで昇温。
花粉も飛散のピーク期を迎えつつあり、鼻水が止まらず。
北日本は気圧の谷の通過で雨が降り出し、次第に気温降下中。

空が花粉色

気圧の谷通過中
本州南海上の低気圧は動きが遅く、東・西日本の太平洋側でぐずついた天気。
暖かく湿った空気が流れ込み、関東の雨雲はやや発達して夕方以降は本降りの雨。
全国的に暖かい空気が流れ込み、東北でも15℃以上で、雨の関東も寒さは感じず。

都内は断続的な雨

雨雲が発達 (17:00)

大気が不安定
東北以北や九州北部では晴天となったものの
高気圧後面の湿った空気の影響で西~東日本の太平洋側で曇雨天。
四国沖には低気圧も発生し、前線とともに滞留予定。

眺望いまいち @山梨県笛吹市

高気圧鞍部に低気圧
北陸の一部(新潟県)では昼前までしぐれの弱い雪が残ったものの
高気圧に覆われて穏やかに晴れたところが多く、お出かけ洗濯日和。
東~西日本は10℃を若干超える程度で、空気はひんやり、陽射しは温もり。
北日本は気圧の谷が通過して湿った雪や冷たい雨。

並んだ積雲

混合層

北日本に気圧の谷
きょうは冬型の気圧配置が緩んで全国的に穏やかな天気。
山陰などは久々市の陽射しで、東北や北海道の太平洋側もすっきり晴天。
高気圧の鞍部に当たる関東は雨雲が増殖して午後は冷たい雨。
雪になりかけのところで雨は止んだため積雪のところはなし。

関東の雨雲 (18:00)

東北の雪も小康に

やや北高型
低気圧が持ち込んだ暖かい空気でいったん昇温し
東北や関東、東海にかけては日中10℃を超えて寒さが緩み、仙台も10℃超え。
ただ再び西高東低となり寒気移流、北西風も強まり花粉増量。
山陰から東北の日本海側でしぐれ模様となり、長野県小谷村で25cmの降雪。

回復せず

次第に冬型へ
前線上の低気圧が関東に進んできて上空には暖かい空気が流れ込んだため
関東平野部の雪は次第に雨に変わったものの、降水域は東北や北日本に拡大。
東北の内陸部や北海道の太平洋側では湿った雪となり、
登別で30cm、広尾町で24cmの積雪増加。

24h降雪量分布

関東沖へ
春雨前線上を通過する南岸低気圧の通過で西~東日本の広範囲で雨。
前日からの冷気が溜まった関東地方は夕方から再び雪雲がかかり、2日連続の降雪。
秩父で9cm、前橋8cm、さいたま市2cm、東京都心も1cmで今季初の積雪。
埼玉県北部や長野県北・中部には大雪警報が発表。
日中も底冷えで東京の最高気温は5.4℃止まりで凍える寒さ。

広範囲で降雪 (21:00)

極寒の関東平野 (21:00 気温)

内陸中心に積雪 (24:00までの12H降雪)

予防的通行規制 (22:00)

南岸低気圧
きょうは本州の南街沿いに前線が停滞して、太平洋側で久しぶりにまとまった降水。
関東地方には冷たい北東気流が流れ込み、日中気温がぐんぐん低下。
午後には0℃に近づいて雨から雪に変わり、つくばでは1cmの積雪。
雪に変わったタイミングで雨雲が抜けたため首都圏では大きな影響はなかったものの
内陸部はまとまった雪となり、奥日光17cm、軽井沢16cmなど。
東京都心は昨日15時20.5℃→きょう15時2.2℃で、20℃もの急激な気温低下。

15時には0℃近くに

昨日15時は20℃高かった

1500m気温 温度勾配も大

やや活発な雨雲 (12:00)

平野部も雪に (15:00)

かなり強めの雨

冬と春のせめぎ合い
南の高気圧から流れ込む暖かい空気に覆われて、宮崎市では27.1℃で夏日。
東京都心はさらに気温が上がって22.1℃は5月上旬並み。
ただ行き過ぎた季節を戻そうと冬の空気と衝突して、東シナ海で前線が顕在化。
九州や中国・四国地方では雨域が次第に拡大し、西から天気は下り坂。
あすは関東などで北東気流が強まるため、一気に真冬に逆戻りの予想。
大船渡市の山林火災は5日経っても鎮火できず1800haに拡大。

上着要らず

菜種梅雨の前線が出現
春本番の暖かい空気が流れ込み、各地で4月後半並みの陽気。
最高気温は帯広で11.1℃、盛岡13.2℃、仙台13.7℃、東京19.7℃、福岡22℃など。
関東や九州で20℃超の地点が多数あって日中は上着要らず。

春の陽気

北海道も10℃以上 (12:00)

東~西日本は20℃超 (14:00)

まだ高気圧の勢力下
南海上に中心を持つ高気圧に覆われて関東以北では晴れたものの
東海より西は高気圧後面の湿った空気の影響で陽射しはお休み。
日中関東は15℃前後、九州南部では20℃超えの地点もあり、4月並みの暖かさ。
この暖かさに釣られて花粉もそろそろ飛び始めて増量中。

空が花粉色

移動性高気圧
未明に北日本を通過した低気圧からのびる寒冷前線に伴い、北陸や東北で雨や雪。
東~西日本は天気の崩れはなく陽射したっぷり。
関東はさらに気温が上昇し、神奈川県海老名市は最高19℃で4月中旬の陽気。
(ちなみに朝の最低は0.7℃なので、20℃近い日内気温差)

花粉もやや増量

北日本は冬型
ようやく一連の寒気は終結し、日本海側のエリアを含めて久しぶりに晴天。
北の低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込んで各地で気温がぐんと上昇。
北海道でも全域で0℃以上となり、これまで降ったドカ雪の融雪や落雪、なだれが心配。
この冬降水が過少の東京都心の最小湿度は17%まで下がってカラカラ空気。

高気圧に覆われて

北海道もプラス気温 (13:00)

南から高気圧
寒気トラフの南下で、未明から中国地方には活発な雪雲がかかり
鳥取市は再び35cmに増加し平年比5倍相当の積雪。
西日本の瀬戸内側でも積雪となり、広島市で2cm、山口市で4cm。

1500m気温のトラフ

雪雲が発達 (06:00)

正午までの12時間降雪量分布

寒気終盤
日本海から上空の寒気トラフが南下し、西日本にも1500m-12℃以下の強い寒気が流入。
大気の状態が不安定で雪雲が発達し、一部は太平洋側にも流出。
夕方以降は四国や九州の山間部、淡路島~大阪の和泉山脈などでも積雪。
【日最深積雪】
青森県弘前市 160cm (08:00) [観測史上1位]
秋田県北秋田市阿仁合 193cm (01:00)[観測史上1位]

大気が不安定

四国や九州にも流入 (18:00)

山陰沖の渦巻き (21:00)

山陰沖に気圧の谷
再び冬型が強まり北陸や山陰などでまとまった降雪。
新潟県長岡市では半日で68→103cmに増加となったほか
石川県輪島市では未明から明け方にかけて4→32cmに積雪急増。岐阜市でも5cm。
また鳥取市内でも12→36cmに増加、鳥取大山は積雪が249cmに到達。
秋田県北秋田市阿仁合の積雪深188cmは観測史上1位の記録。
関東も午後は大気が不安定になり、一時にわか雪のところも。

関東も雪がちらちら

再び間隔狭まる
能登南部では断続的に発達した雪雲がかかり
石川県宝達志水町子浦では、8時までの6時間に28cmの顕著な降雪を観測。
また北秋田市鷹巣で24時間降雪量が52cmに達するなど、東北北部の内陸でも大雪。

能登で局地大雪 (10:00)

平年比数倍の積雪

関東は冬晴れ

まだ継続
きょうも冬型の気圧配置は変わらず強い寒気が居座ったままで、
山陰から東北の日本海側と北海道のオホーツク海側で断続的な降雪。
青森県酸ケ湯では積雪が509cmに達し、12年ぶりに5m超え。

夕暮れ

冬型変わらず
強い寒気が居座ったままで、北日本から山陰にかけて日本海側を中心に大雪。
札幌の定山渓(小金湯)では6時間降雪量が36cm、12時間46cmでスキー場が臨時休業。
青森市酸ヶ湯では積雪が499cmに達し、新潟県津南町で355cm、鳥取大山で205cm、
米原23cm、秋田市24cmなど平野部も積雪急増で交通機関に影響も。

奈良や三重にも流出

24時間降雪量 (~24:00)

縦縞で混雑
低気圧は東海上に離れたものの冬型の気圧配置で真冬並みの寒気に覆われ中。
各地で北風の強い状態が続き、北陸の内陸部や渡島半島を中心に積雪増。
夏油高原では雪に埋もれた外国人スキーヤーが死亡、トマムスキー場は雪崩で従業員が負傷。
青森県酸ヶ湯はさらに50cm近く上積みとなり、積雪深が476cmに達した。

寒気の雲

縦じまの等圧線
再び強い冬型の気圧配置となり、真冬並みの寒気が流入。
日本海側には雪雲がびっしりで、北陸や東北の山沿いなどで降雪量が再び急増。
関東は日中15℃を超えてポカポカ陽気だったものの、
夕方から北風が強まり気温急降下。静岡県石廊崎では27.5m/s。

再び雪雲びっしり (16:30)

-10℃ラインが南下

大気が不安定

強い冬型へ
南海上に高気圧が進んできて、東~西日本の太平洋側では日中寒さは和らいだものの
湿った空気の影響で、九州や四国では夜になって雨のところも。
網走地方気象台は、沖合に肉眼で流氷を確認できたとして「流氷初日」を発表。
平年より24日遅く1946年の観測開始以来最も遅い発表。

高層の波状雲

穏やかな晴天
低気圧や前線は東の海上に出て冬型が再強化。
各地で北西の季節風が強まり、東京羽田空港では9時過ぎに24.7m/sを観測。
飛来物での鉄道運転見合わせ、建設現場での足場崩壊、火災延焼などの被害も。
東北から関東の山沿いでは再びまとまった雪となり、なだれに警戒が必要。

急激に強まる北西風 (10:00)

季節風強まる
気圧に谷の接近で各地で南西風が強まり、横浜の最高気温13.8℃は3月中旬並み、
一方岡山や広島は最高気温4℃台で、暖気は内陸部の寒気ドームを上滑りする感じ。
低気圧や前線の影響で西日本や東海、北日本に雨雲が広がり、
北海道でも沿岸部は雪ではなく雨のところも。

レンズ雲状

南高型で昇温
西から冬型が緩む一方、東・北日本は再び等圧線が窮屈になり冬型強化。
依然として新潟を中心として北陸地方には雪雲がかかり、東北の山沿いも雪。
札幌近郊も降雪が強まり、新千歳空港は大雪の影響で115便が欠航や遅れ。

東北は断続降雪

北陸は雪雲べったり (06:00)

東・北日本は冬型強化
寒気のピークは越えつつあるも、東北や北陸を中心に降雪が続き
24時間降雪量は新潟県上越市安塚で52cm、北海道羽幌町は40cmで2月の1位記録。
午前4時頃と昼前には福島市土湯温泉町の県道で2度にわたり雪崩が発生し
温泉旅館3軒で連泊の客や従業員ら約50名が孤立する事態に。

関東は冬晴れ

西日本で冬型緩む
立春寒波による大雪のピークで、群馬、栃木、三重、兵庫などに大雪警報。
関ヶ原は積雪16cm、京都でも8cmで東海道新幹線も大幅な遅れ。
山口県内では山陽小野田市の国道2号線で大型トラックなどが立ち往生。
上越新幹線(高崎-長岡)や山形新幹線(福島-新庄)も運転見合わせ。
未明までと午後に再び関越道の渋川伊香保IC―長岡JCTの上下線が通行止めとなった。

冷たい北風

広域で通行止め (09:00現在)

寒冷渦は秋田に上陸 (12:00)

雪雲が太平洋側に進入 (22:00)

積雪深分布 (24:00)

強い冬型
北海道の西には寒冷低気圧、日本海にも気圧の谷があってともに南下。
気圧の谷後面からは今期1番の強い寒気が流れ込み雪雲が発達。
新潟市では14時13cm→23時63cmに積雪が急増し
大規模な交通障害が発生するおそれが高まっているとして、
「顕著な大雪に関する気象情報」が発表。
福島県会津若松市では積雪が121cmに達し、統計観測史上1位。
石川県羽咋市で31.4m/s(2月としては1位)、金沢市でも30.1m/sで暴風雪。
【最大3時間降雪量】
新潟県新潟市中央区 30cm (21:00) [昨冬までの1位の値以上]
新潟県佐渡市相川 20cm (20:00) [昨冬までの1位の値以上]
【最大6時間降雪量】
新潟県新潟市中央区 42cm (22:00) [昨冬までの1位の値以上]
新潟県佐渡市 30cm (22:00) [昨冬までの1位の値以上]

気圧の谷に伴う雨雲 (15:00)

北海道沖と日本海に渦擾乱 (15:00)

5000mで-42℃の寒気

氷粒の落下

日本海に気圧の谷
冬型の気圧配置が強まり今季1番の寒気が南下。
北陸を中心に大雪となり、24時間降雪量は新潟県上越市安塚で99cm(2月の1位)。
西日本の平野部でも積雪となり、佐賀市で4cm、山口市で3cmなど。
各地で西風も非常に強く、鳥取県大山町塩津で32.9m/s(観測史上1位)。

寒気の雲

寒気の雲

48時間降雪量 (~24:00)

強い冬型
寒冷低気圧の通過で、これまで雪が少なかった北海道十勝地方を中心に記録的に大雪。
帯広ではけさ5時までの6時間で85cm、9時までの12時間で120cmの豪雪となり
(国内)観測史上最大で、積雪が120cmを超えるのも53年ぶり。
鉄道、道路、航空など交通機関含め市民生活機能が完全麻痺状態。
西回りの立春寒波で四国や九州の平地でも本格的な積雪となり、
鹿児島県薩摩地方、高知県西部、愛媛県南予にも大雪警報。

15時までの24時間降雪量

冬空の甲府市内

上空1500mの寒気

太平洋側にも流出 (17:00)

西日本に強い寒気
日本海には上空に強い寒気を伴った低気圧があって東進中。
この低気圧が今シーズン一番強い寒気を引き込み、あす以降立春寒波に覆われる予想。
西日本は寒気移流が始まり西風が強いものの、関東はワンテンポ遅れて寒さ控えめ。

どんより

寒冷渦通過中
南岸低気圧の通過により、関東甲信では昼前にかけて冷たい雨。
寒気の引き込みが弱かったため平野部では雪にはならなかったものの
内陸部山沿いでは積雪となり、河口湖4cm、奥日光7cm、軽井沢3cmなど。

上空1500mは-3℃ライン (09:00)

平野部は雪にならず (06:00)

南岸低気圧
東シナ海から進んできた低気圧で西日本にまっとまった雨域。
気温の低い内陸部や山間部は雪となり、北広島町八幡で18cm。
前線付近は大気が不安定で、鹿児島県南さつま市加世田で32.5mm/hの激しい雨。
なお、石狩湾周辺も局地的に雪雲がかかり、
北海道石狩市厚田で12時間39cmは2月の1位の記録。

中国の内陸山地は雪 (18:00)

低気圧が東進
冬型の気圧配置は西から次第に緩みつつも、北陸以北は強い寒気が居座り雪雲もびっしり。
24時間降雪量は新潟県津南町で67cm、湯沢町で62cmなど。
東北地方を中心に西風が強く、仙台市では最大瞬間風速25.5m/sを観測。

寒気居座り中

次第に緩む冬型