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Just another Daily SKY Sketch 気象予報士ブログ

東から張り出す高気圧の勢力に押されて、台風12号は西寄りに追いやられています。
コースも当初予測よりやや西側にシフトとして、北上タイミングもさらに遅くなっています。
いずれにせよ週末に関東~近畿の太平洋側に接近する可能性が高いことには変わりありません。

関東~近畿の南東斜面を中心に台風本体に先行する地形性の雨が降りやすくなり、
台風がやってくる前から各地大雨となるおそれがあります。

北日本は別の気圧の谷が近づくため、こちらも天気が崩れ激しい雨の可能性があります。
西日本は陽射しがあって残暑が厳しいでしょう。

あちこちでゲリラスコール

あちこちでゲリラスコール

台風からの湿った空気

台風からの湿った空気

台風は西にシフト

台風は西にシフト

高気圧に覆われてきょうも爽やかな青空となりました。
西日本を中心に残暑が厳しく猛暑日の所もありましたが、
東日本は朝晩は少し凌ぎやすくなり、空もどことなく秋の気配が漂います。

さて、南海上から忍び寄る台風12号がジワジワ北上しています。
陸地は嵐の前の穏やかさですが、海上はひと足早く波立ってきています。
週末金曜日には関東沿岸にかなり接近または上陸する進路予想となっていますので、
今後の情報から目が離せません。

巻雲が舞う

巻雲が舞う

秋の気配

秋の気配

日に日に増す台風の存在感

日に日に増す台風の存在感

高気圧の勢力がしっかりして晴れる所が多くなっています。
天気図からは前線の姿は消えて、激しい夕立ちの発生にも抑止力がかかり、
南海上の台風の北上もブロックされています。
きょうも西日本を中心に気温が上がり厳しい残暑となるでしょう。
午後は山沿いや内陸部で局地的な雷雨にご注意ください。

アメリカ東海岸ではハリケーン「アイリーン」の暴風雨による被害が伝えられていますが、
日本の首都にも影響が懸念される台風12号の動向が気になるところです。
陸上は晴れていても海上は早い段階で波立ってきますのでご注意ください。

安定の青空 (東京五反田)

安定の青空 (東京五反田)

台風を寄せ付けず

台風を寄せ付けず

高気圧がパワーアップとともに前線の活動が弱まるため、
北日本~西日本にかけて陽射し恵まれる地域が多くなりました。
南海上にある2つの台風も高気圧のガードに行く手を阻まれて足踏み状態です。

西日本を中心に残暑が厳しくなりそうですが、
山沿いや内陸部中心に午後は局地的に雷雲が発達する所があります。
きのうよりは範囲が狭まりそうですが、天気の急変や激しい雷雨にご注意ください。

終電なくなりさらなる出費

終電なくなりさらなる出費

東北出張が急遽延期になってしまったので、あとは睡眠の一日。

高気圧が優勢

高気圧が優勢

昨夜激しい豪雨に見舞われた関東地方ですが、
きょうは近畿地方で雷雲が発達し、大阪や神戸周辺で猛烈な雨が観測されました。

16時30分大阪府で記録的短時間大雨
東大阪市付近で約100ミリ

20時30分滋賀県で記録的短時間大雨
大津市南部平地付近で約80ミリ

【1時間最大降水量】
1 大阪府 大阪 77.5mm/h (16:08) [観測史上1位の値を更新]
2 東京都 南鳥島 57.5mm/h (23:22)
3 兵庫県 三木 54.0mm/h (17:59) [8月の1位の値を更新]

一方の関東地方は前線が南下してどんよりな空模様となりますが、
涼しい東寄りの風で暑さはひと段落となり、
今夜都心で開催された花火大会も涼みながらの鑑賞が満喫できました。

すごい人人人!身動きとれず

すごい人人人!身動きとれず

やはり連打が秀逸

やはり連打が秀逸

橋の上から

橋の上から

前線の活動弱まる

前線の活動弱まる

日本海に停滞している前線が太平洋側まで南下しました。
いつもは山沿い中心の雷雨ですが、前線通過時の雷雨(「界雷」ともいいます)は
関東南部首都圏にも猛烈な雨をもたらしました。

【1時間最大降水量】
1 長崎県 長浦岳 96.5mm/h (13:59) [8月の1位の値を更新]
2 神奈川県 相模原中央 94.5mm/h (16:20) [観測史上1位の値を更新]
3 東京都 練馬 90.5mm/h (15:54) [8月の1位の値を更新]
4 東京都 羽田 81.5mm/h (17:00) [観測史上1位の値を更新]

首都圏でも猛烈な雨 (国交省レーダHP 16:00)

首都圏でも猛烈な雨 (国交省レーダHP 16:00)

一方南海上の台風11号と12号は勢力を増しながらゆっくり北上する見込みですが、
進路予報円がばかデカいことが示す通り
お互いに相互干渉して複雑な動きをする可能性があります。
来週はこれら台風の動きからも目が離せませんね。

モクモク発達の兆し

モクモク発達の兆し

前線とともに雷雨も南下

前線とともに雷雨も南下

きょうも気圧配置に大きな変化はなく、
日本海沿岸に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みます。
東~西日本は蒸し暑さとともに雨雲の素となる水蒸気が充満しているため、
ちょっとしたきっかけで雨雲が発達しやすく
あちこちで激しい雷雨となるおそれがあります。

特に東海や甲信地方では昨夜から激しい雨となっていますが、
その他の地域もいわゆる「ゲリラ雨」的な天気急変にはご注意ください。

南海上の台風11号、12号(のたまご)の動きが気になりますが、
これらも水蒸気供給のポンプ役で大雨の素となりますので、
来週にかけては「前線+台風=大雨」の方程式に注意が必要となりそうです。

大気成層が不安定な 「乳房雲」もどき

大気成層が不安定な 「乳房雲」もどき

南で台風量産

南で台風量産

日本海沿岸に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、
前線の南側エリアは大気の状態が不安定となっています。

特に長崎県南部では昨夜から未明にかけて断続的に激しい雨となり、
午前0時には長崎市付近で110ミリの猛烈な雨が解析されました。

00時長崎県で記録的短時間大雨
長崎市付近で約110ミリ

関東も含めて東~西日本は蒸し暑さが復活ですが、
湿った空気により雨雲の素で変わりやすい天気。
いわゆる「ゲリラにわか雨」的な天気急変にご注意ください。

南海上の台風11号、12号のたまごの動きも気になります。

秋の空? 夏の空?

秋の空? 夏の空?

夏の雲と秋の雲

夏の雲と秋の雲

南海上が賑やかに

南海上が賑やかに

前線は再び北上し、雨雲の帯も日本海側に北上します。
前線がかかる日本海側や湿った空気の流れ込んだ東海地方では
局地的に猛烈な雨となりました。

きょうは暑さが和らぐ頃の「処暑」の暦ですが、
一時は秋の気配も漂っていた東日本太平洋側も前線の南側に入るため、
涼しく快適な陽気は終了、変わって夏の陽射しと蒸し暑さが戻ってきました。
東京は4日ぶりに真夏日となりました。

01時10分愛知県で記録的短時間大雨
一宮市今伊勢町で103ミリ
01時愛知県で記録的短時間大雨
一宮市付近で約100ミリ

01時30で記録的短時間大雨
江南市付近で約100ミリ
扶桑町付近で約100ミリ

07時岐阜県で記録的短時間大雨
下呂市下呂付近で約100ミリ

11時30分長崎県で記録的短時間大雨
平戸で111ミリ

暑さ戻る (東京浜松町)

暑さ戻る (東京浜松町)

再び前線は北上

再び前線は北上

日本の真上に前線が横たわり、きょうも沖縄と北海道を除いては
生憎ぐずついた天気の所が多くなりそうです。

前線の折曲がった部分は「キンク」と呼ばれますが、
この部分では風や水蒸気が密集して強い雨が降りやすく、
関東では昼頃まで、東北では夕方にかけてしっかりと降りそうです。

あすにかけて前線はやや北上傾向となるため、
東日本太平洋側では肌寒い陽気から一転、蒸し暑さが復活となりそうです。
体調管理にはくれぐれもご注意ください。

太陽はおあずけ

太陽はおあずけ

前線のアップダウン

前線のアップダウン

日本付近に前線が横たわります。
関東や東北の太平洋側は涼しい北東風が吹き込んで
半袖Tシャツではすこし肌寒いくらいの陽気となっています。
きょうは1日中スッキリしない天気なので、インドア生活がよいかもしれません。

さて、前線上を低気圧が進み、この低気圧に向かって湿った空気が集まります。
大気の状態が非常に不安定で、今朝は九州~中国地方で激しい雨となりました。
福岡県では電柱や街路樹が倒れるといった竜巻とみられる突風被害も出ているようです。
また上空寒気の影響で北海道の一部でも局地的に猛烈な雨となっています。

発達した積乱雲の通過 (国交省レーダHP 08:30)

発達した積乱雲の通過 (国交省レーダHP 08:30)

これらの方面では関東・東北のシトシト雨とは対照的な
降り方となりますので十分ご注意ください。
 
【最大1時間降水量】
1 北海道 胆振地方 森野 77.5mm/h (06:35) [観測史上1位の値を更新]
2 山口県 豊田 74.0mm/h (08:03) [観測史上1位の値を更新]
3 福岡県 大牟田 62.0mm/h (08:49)

07時北海道(胆振地方)で記録的短時間大雨
白老町付近で約90ミリ

10時30分北海道(石狩地方)で記録的短時間大雨
千歳市支笏湖付近で約110ミリ

12時北海道(石狩地方)で記録的短時間大雨
千歳市支笏湖付近で120ミリ以上

前線横断

前線横断

前線南下で空気がすっかり入れ替わり、久しぶりにエアコン要らずとなりました。
東京都心のきょうの最高気温は25.8℃で1ヶ月先頃の陽気です。

前線が居座る東~西日本ではスッキリしない天気で所々で雨となりましたが、
関東地方は日中は雨は止んで曇りベースのお天気となりました。

なお、上空寒気で大気の状態が不安定となった北海道では
局地的に猛烈な雨となりました。

14時北海道(胆振地方)で記録的短時間大雨
苫小牧市平野部付近で約90ミリ

14時30分北海道(宗谷地方)で記録的短時間大雨
猿払村付近で約80ミリ

1日中どんより

1日中どんより

夏の陽射しはお休み

夏の陽射しはお休み

お盆休み返上で働いた高気圧はしばし休憩モードへ。
猛暑と小暑を二分する前線が本州の太平洋側まで一気に南下する見込みです。

前線通過に伴い大気の状態が非常に不安定となり、
関東地方などで激しい雷雨となりました。

前線通過中 (国交省レーダHP 11:50)

前線通過中 (国交省レーダHP 11:50)

この雨を境に空気が入れ替わり、猛暑もひと休みとなります。

激しい雷雨に

激しい雷雨に

前線南下中

前線南下中

お盆休み返上で働きずくめの高気圧は次第にパワーダウン。
猛暑エリアとクールゾーンを二分する前線は東北地方にかかっていますが、
あすは本州の太平洋側まで一気に南下する見込みです。

とはいえ、きょうはまだ高気圧の守備範囲となる関東~近畿の太平洋側はホットエリア。
パワフルな陽射しが降り注ぎ、特に関東内陸部を中心に猛烈な暑さとなりました。

【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.5℃ (14:51)
2 埼玉県 熊谷 38.3℃ (15:20)
3 東京都 練馬 37.9℃ (13:13)

一方で前線がかかる東北や北陸地方は大気の状態が非常に不安定となり、
局地的に激しい雨となった山形県では総雨量が300ミリを超えたところも。
新潟・福島豪雨の記憶が残りますが、雨の降り方に注意が必要です。

都心も猛暑日36.1℃ (東京代々木駅前)

都心も猛暑日36.1℃ (東京代々木駅前)

猛暑と大雨

猛暑と大雨

きょうも高気圧の守備範囲となる東~西日本の太平洋側を中心に厳しい残暑です。
内陸部を中心に猛暑日となる所もあり、引き続き熱中症には注意しなくてはいけません。

しかしお盆休み返上でせっせと働きずくめの高気圧は次第にパワー減退。
すでに守備範囲から外れて東北地方や九州では雨雲が覆っていますが、
あす以降はこの前線が本州の太平洋側まで南下します。
この週末、猛暑もひと区切りとなりそうです。

とろける暑さ

とろける暑さ

高気圧最後の踏ん張り

高気圧最後の踏ん張り

きょうも高気圧は健在で、関東~中国・四国にかけては若干雲が多いものの
夏の陽射しがギラギラ降り注ぎ、厳しい残暑が続くでしょう。
お盆のUターンラッシュですが、人間に限らず車への負担も大きくなりますのでご注意ください。

一方で高気圧の守備範囲から外れる北日本(低気圧と前線)や九州(湿った空気)では
ぐずついた天気となり、局地的に激しい雨のおそれがあります。

高気圧の勢力は週末にかけて次第にパワーダウンの傾向で、
現在、東北地方にかかっている前線は南下してくる見込みです。
そのころには猛暑もひと段落となるでしょうか…

雲多めも暑さ健在

雲多めも暑さ健在

暑と涼を分ける前線

暑と涼を分ける前線

お盆休みも佳境となっていますが、今年は「猛暑」と「節電」が相まって
北日本、東北、信州を志向する旅行者が前年比1~2割増だそうです。

私も夏休みが1日取れたので御多分に洩れず避暑地へ。
しかし前日に食べた刺身(貝)が当たったのか突然の激しい腹痛と下痢で栄養不足&脱水。
また早い時間がガスがたち込めて戦意を喪失したため、早々に退散となりました…

23時鹿児島県で記録的短時間大雨
薩摩川内市西部付近で120ミリ以上

気合不足... (北アルプス後立山連峰)

気合不足... (北アルプス後立山連峰)

池の鏡に映る雲

池の鏡に映る雲

北の前線との攻防

北の前線との攻防

きょうも高気圧の勢力は健在で日本列島の大部分は夏空&猛暑です。
「この猛暑はいつまで続くの?」といった質問がありますが、
そのヒントになるような兆候が垣間見えます。

というのも高気圧による守備エリアが西や北の方面から縮小傾向で、
湿った空気が流れ込む九州や前線が南下する北海道では
雨雲がかかって天気が崩れています。
こうなると東~西日本の内陸部を中心とした「雷雨率」もアップしそうです。

安曇野と北アルプス

安曇野と北アルプス

パワーに陰り?

パワーに陰り?

お盆休みに入り、帰省や行楽で賑わい各地で混雑や渋滞となっています。
しかし高気圧は8月上旬に早々に休みを取得済みということで、
このお盆休み期間もせっせとフルパワーで働くようです。

きょうも猛暑が続き熱中症の危険が大きいため、
特に地面に近い小さな子どもは注意が必要です。

さて、高気圧の中心が南海上にあって、
日本付近には湿った空気が流れ込みやすい形です。

午後は北~西日本にかけての広い範囲で夕立ちが起こりやすくなります。
車のワイパーでも前が見えないくらいの激しい雨と、
また海や山にお出かけの方は雷にもご注意ください。

灼熱の昼下がり

灼熱の昼下がり

南から熱気を供給

南から熱気を供給

きょうも昨日ほどではないにしろ、厳しい残暑となります。
お盆休みになりますが、移動中の車内や屋外の活動時など熱中症には引き続き警戒です。

ところで国立感染症研究所の集計によると、
このところ前年同期の2.5倍の多さで「手足口病」が流行っているとのことです。
エンテロウイルスによる夏風邪の一種なのですが、
当社スタッフの家族が手足口病にかかってしまい、本人も高熱を出ているとのことです。

暑さによる睡眠不足や食欲が減退したりして体力が落ちていると体調を崩しやすいので、
熱中症だけではなく体力や免疫の維持にも努めたいですね。

概ね高気圧の圏内

概ね高気圧の圏内

連日35℃を超える猛暑となり、各地で熱中症による事故やニュースが伝えられています。
きょうも37~38℃という体温並みの気温となるところがありそうです。
屋内外問わず、気分が悪くなる前兆段階で自ら退避するよう心がけましょう。

さて、九州付近に停滞する上層寒冷渦(UCL)の南東側には熱帯低気圧がありますが、
日本の南からと日本海回りの水蒸気補給が相まって、
本州内陸部を中心に気温が上がる午後は昨日より広範囲で夕立ちが起こりやすくなります。

「猛暑+ゲリラ豪雨」にご注意ください。

19時10分茨城県で記録的短時間大雨
石岡市柿岡で115ミリ
19時茨城県で記録的短時間大雨
石岡市付近で約100ミリ

【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.7℃ (13:20)
2 栃木県 佐野 38.3℃ (13:34)
3 埼玉県 熊谷 37.8℃ (13:58)

積乱雲発見

積乱雲発見

10分でかなとこ状に発達

10分でかなとこ状に発達

氷でできたかなとこの先端部

氷でできたかなとこの先端部

「猛暑+夕立ち」が心配

「猛暑+夕立ち」が心配

日本の南に中心を持つ高気圧に覆われて、ギラギラ強烈な陽射しが照り付け、
引き続き立ちくらみがするような猛暑となります。
熱闘甲子園も35℃前後、本州内陸部では37~38℃前後まであがる所がありそうです。

さて気圧配置の変化に伴い、
湿った空気が日本海まわりで東北~北陸地方に流れ込みやすくなります。
先日の豪雨ではないですが、この方面は今夜以降激しい雨が降るおそれがあります。

【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.7℃ (15:10)
2 群馬県 伊勢崎 38.2℃ (13:41)
3 埼玉県 熊谷 37.8℃ (14:57)

黒球温度の観測

黒球温度の観測

南高北低の高温型

南高北低の高温型

日本の南に中心を持つ高気圧に覆われて、各地で夏空が広がりそうです。
朝から強烈な陽射しがジリジリ照り付け、
お盆に合わせて夏休みのスケッチにふさわしい本来の夏らしさを取り戻す勢いです。

西~東日本では猛暑日となる地点も多くなります。
東北管内は電力需要が逼迫しているとのことですが、
熱中症になっては元も子もありませんので
無理のない節電でエアコンを上手に使いましょう。

夕立ちは東日本の内陸部に限られそうですが、
山登りやキャンプなどアウトドアにお出かけの方はご注意ください。

うだる暑さ

うだる暑さ

高気圧どっしり

高気圧どっしり

きょうは「立秋」
暦のうえではきょうから秋めいて…なのですが、お盆ウィークはその残暑が厳しくなりそうです。
帰省やお墓参り、海山へのお出かけなど熱中症などに十分気を付けてお過ごしください。

また昨日ほどではないですが、東日本では内陸部を中心に夕立ちが起こりやすいので、
天気の急変や激しい雷雨にもご用心です。

16時新潟県で記録的短時間大雨
村上市朝日南東部付近で約80ミリ

きょうも彼方に積乱雲

きょうも彼方に積乱雲

地上の高気圧も存在感

地上の高気圧も存在感

日本付近を覆う高気圧がしっかりしてきて、安定した夏空晴天エリアが拡大してきます。
台風もこれに阻まれて東シナ海を北上しますが、
南風によるフェーン現象も相まって、鳥取市で37.6℃、京都福知山で36.9℃など
西日本の日本海側で特に気温が上がりました。
しばらくトーンダウンしていた暑さがぶり返すと体に堪えますので、
お盆ウィークは熱中症などに気を付けてお過ごしください。

東日本の内陸部は高気圧勢力の空白域できょうも雷雲がモクモク。
とくに関東甲信地方は、平野部も含めて激しい夕立ちとなりました。

18時10分埼玉県で記録的短時間大雨
横瀬町芦ヶ久保字で103ミリ

あちこちで沸き立つ雷雲 (国交省レーダーHP 15:00)

あちこちで沸き立つ雷雲 (国交省レーダーHP 15:00)

朝は青空、午後から雷雨 (埼玉県熊谷市)

朝は青空、午後から雷雨 (埼玉県熊谷市)

東日本は不安定な天気

東日本は不安定な天気

強い勢力の台風9号は沖縄から次第に離れていきます。
自転車以下のゆっくりとしたスピードであったため
沖縄本島地方では丸二日近くも暴風域に入り記録的な雨量となりました。

【24時間最大降水量】
1 沖縄県 本部 610.0mm (10:00) [観測史上1位の値を更新]
2 沖縄県 名護 459.0mm (07:50) [観測史上1位の値を更新]
3 沖縄県 国頭 443.0mm (08:30)

さて、台風の右側をまわる湿った南風が流れ込みで西日本の太平洋側で激しい雨、
また北日本を通過した寒気の影響で北~東日本の内陸部で夕立ちとなりました。

あつい熊谷で野外実験

あつい熊谷で野外実験

ようやく抜ける台風

ようやく抜ける台風

台風の目に近接 (気象庁HP レーダー 14:00)

台風の目に近接 (気象庁HP レーダー14:00)

非常に強い勢力の台風9号は沖縄本島の南端をなぞるように北西進。
しかも自転車並みのゆっくりとしたスピードです。
目の位置が左に動くとともに風向こそ時計回りに変化していますが、
本島では昨日午後から暴風雨が続く状況となり、けが人も出ているようです。

さて、台風の右側をまわる湿った南風が流れ込み、
台風から遠く離れた東~西日本の太平洋側でも対流系の背の高い雨雲がボコボコ沸いています。
熱帯地方のスコールのようにザーッと降っては止んで
夏の陽射し、またザーッと…の繰り返しで不安定な天気です。

朝から発達した雨雲

朝から発達した雨雲

落ち着かない空模様

落ち着かない空模様

沖縄を直撃

沖縄を直撃

非常に強い勢力の台風9号は、那覇市の南東海上を西進しています。
南大東島に続いて、この後沖縄本島地方も暴風域に入るおそれがあります。
台風の動きが遅いため、長い時間影響が続きそうですので警戒してください。

さて関東の南東海上にも昨日熱帯低気圧が発生し、陸地に近づきつつあります。
台風9号やこの熱帯低気圧の外縁を反時計方向にまわるように、
関東平野部など東~西日本の太平洋沿岸部には湿った空気が流れ込み
大気の状態がかなり不安定な状態となっています。

折り畳み傘でしのげる降り方でないかもしれませんが、
昨日同様ザーッとしたゲリラ的な通り雨にご注意ください。

都心もにわか雨

都心もにわか雨

こんもり

こんもり

きれいな円形は勢力の証 (気象庁HP 赤外衛星)

きれいな円形は勢力の証 (気象庁HP 赤外衛星)

続々生まれる

続々生まれる

非常に強い勢力の台風9号は、南大東島の南東海上を北上しています。
西日本を覆う復調気配の高気圧の勢力に阻まれて、
このあと左にハンドルをきって進路を北西寄りに変える見込みです。

今夜には南大東島地方に最接近し、あす日中は沖縄本島の南海上を通過していくでしょう。
付近の海上は大シケとなり、雨風が強まる見込みですので警戒してください。

高気圧のガード下にある西~東日本ですが、
台風からの遠い影響(湿った空気の流れ込み)により、あちこちでにわか雨があるかもしれません。

にわか雨モード

にわか雨モード

台風は左へ転向

台風は左へ転向

夏の高気圧は徐々に復調気配とはいいつつ、まだ本来の元気にはなっていません。
きょうも北の高気圧からの涼しい空気が優勢となる東北~関東の太平洋側を中心に
暑さは控えめとなりそうです。

人間側はうれしいかもしれませんが、商売繁盛や景気刺激の面では複雑(?)、
また平年より気温が低く経過しますので農作物の管理等はご注意下さい。

さて台風9号は、沖縄の南東海上を北上していて、
海上では次第に波やうねりが高まりそうです。
南大東島地方ではあす以降雨風が強まる見込みです。

遠い影響ですが、台風の東側をまわる湿った空気の流れ込みにより、
あちこちでにわか雨があるかもしれません。

アフター5

アフター5

まだ北の高気圧が優勢(?)

まだ北の高気圧が優勢(?)

このところ太平洋高気圧の不調によりオホーツク海高気圧に押され、
ちょうど鞍部となった中日本では豪雨となりましたが、
今週は高気圧のパワーが復調気配で、
東日本は次第に安定した夏空(と猛暑も)が戻ってくるでしょう。

南海上を進む台風9号も、太平洋高気圧の盛り返しに押されて(逆に台風も高気圧を強める)、
次第に進路を北西よりに変える見込みです。
沖縄方面ではあす以降影響が強まってきますので最新の台風情報にご留意下さい。
また、湿った空気の流れ込みで西日本はにわか雨にご注意ください。

まだどんより続行

まだどんより続行

台風の湿った空気が西日本へ

台風の湿った空気が西日本へ