台風3兄弟のうち、台風7号が沖縄本島を直撃。
台風自体はコンパクトなつくりだったため、
接近に伴って急激に雨風が強まることが懸念されました。
台風の目は18時頃に名護市付近を通過し、猛烈な風が吹き荒れました。
沖縄県伊是名で56.4m/sの東風(18:22)、名護市で49.8m/sの西風(17:20)
名護市付近を通過 (国交省レーダHP 17:30)
さて、8月もラストというのに東・西日本は尋常でない猛暑となりました。
言わずもがな、8月の平均気温は観測史上最高を更新する地点もありそうです。
夏休み最終日のきょうは、京都府京田辺で38.9℃を観測しました。
また、東北地方は前線に向かって流れ込む暖湿流で猛烈な雨に
【最大1時間降水量】
1 青森県 大鰐 70.5mm/h (11:20) [観測史上1位の値を更新]
2 秋田県 陣場 53.0mm/h (12:20)
3 青森県 市浦 50.0mm/h (14:00)
14時岩手県で記録的短時間大雨
一関市西部付近で約100ミリ
15時富山県で記録的短時間大雨
南砺市平付近で約90ミリ
わんこ
沖縄本島を直撃
きょうは仙台に出張でした。
こちらもすこしは暑さがマシかと思いきや、とんでもございませんで
31℃の暑さに汗だくになってしまいました。
街中では「異常な天候」という声が飛び交っておりました。
西日本は相変わらずこの次元ではなく、京都府京田辺で38.0℃!
夕立ちも過激で兵庫県北部の温泉町で74.5mm/h(~16:20)を観測。
16時兵庫県で記録的短時間大雨
新温泉町付近で約80ミリ
さて、気になる台風7号ですが、速度をあげて、あす日中に沖縄本島地方に接近しそうです。
みちのくも残暑厳しく (仙台駅)
かわいい温泉
猛暑と台風のせめぎあい
きょうは大阪豊中で38.1℃!!
大阪では14日連続の猛暑日で記録更新です。
猛暑の勢いはなかなか衰えません。
向こう1週間はまだ頑張りそうです。
周辺部は台風のタマゴが量産体制に入っているのですが、
猛暑高気圧にブロックされて行き場がない状態です。
行き場がないと複雑な動きをしがちで予測も大変です。
いずれにせよ、通り道となる沖縄は断続的に影響を受けそうです。
九州と四国は湿った空気がはいり、局地的に激しい雨となりました。
猛暑の博多駅
暖湿流により四国で積乱雲
かわいく見える鳥取砂丘
量産しても行き場なく
きょうは研修2日目で引き続き山中湖。さらに前夜の飲酒で寝不足が増幅…
さて、夏休みラストの土日です。
東・西日本は最後まで高気圧が頑張ってくれて、お出かけ日和。
宿題の追い込みをさしおいて(?)、日帰りでもお出かけされた方が多かったのか
夕方の帰路は高速道路の大渋滞(東名25km)に巻き込まれてしまいました…
高気圧の周辺部はすこしにぎやか。熱帯低気圧が次々と発生しています。
が、行き場が無いので高気圧の縁をまわるしかありません。
つまり東~西日本に近づくことはありませんが、
沖縄は断続的に影響を受けるかも、ということです。
島根県益田市で37.8℃
朝のフィトンチッド
再び勢力を増す(?)高気圧
きょうは社内の研修のため
山梨県の山中湖畔に行ってました。
多少は避暑になるかと期待してましたが、
エアコンなしで人口密度が高い部屋に缶詰めだったため、
危うく室内熱中症になるかと思いました。
ただ昼過ぎには「ゴロゴロー」と夕立ちがあって
部屋に取り込まれる外気は一気にクールダウンしてくれました。
日中は相変わらずの猛暑ですが、
朝晩は秋の気配も少し感じられるでしょうか。
山中湖の研修所
夜の懇親会
沖縄は熱低の通り道
きょうも気圧配置に大きな変化はありません。
東~西日本は高気圧に覆われて、引き続き夏空&うだるような暑さとなるでしょう。
気温が上がる午後はやはり内陸部や山沿いを中心にカミナリ雲が発達し、
局地的に激しい雷雨となりますのでご注意ください。
また沖縄や奄美には、上空の寒気渦(UCL)が近づくため、
こちらも変わりやすい天気となりそうです。
これらが台風発生のトリガーになることもあるのですが、果たして…
⇒夜になって熱帯低気圧が発生しました。
さて、昨日気象庁から3ヶ月予報が発表になりましたが、
10月にかけても【気温は高めで降水量は平年並みとなる確率が大きい】とのこと。
(南海上が低圧部になってある程度の擾乱が励起されるとの理由)
何だかパッとした予報ではありませんが、
まぁ結局はそんな感じに落ち着くのだろうと納得してしまいます。
円相場だけでなく、気温も高止まりということです。
強烈な陽射し (大阪上本町)
きょうもモクモク
まだまだ続く猛暑
熱中症の救急搬送者数が4万人を突破しているとのことですが、
きょうも引き続き猛暑が続きます。
今後しばらくは暑さ&小雨傾向が続く見込みで、農作物の管理等も注意ですが
個人的には来春の花粉の量(本年比5倍との噂も)も心配です。
ここ数日日が暮れた後は夜空がピカピカ、花火大会ではありません。
気温が上がる午後からは局地的に激しい雷雨となるでしょう。
台風シーズンに備えて勉強会
かなとこの縁 (大阪府枚方市)
奈良方面の積乱雲 (大阪市内より)
秋は南下できず
前線や低気圧の影響で、けさ未明から北海道で猛烈な雨が降りました。
01時30分北海道で記録的短時間大雨
当別町付近で約80ミリ
02時30分北海道で記録的短時間大雨
新十津川町付近で約90ミリ
北海道は記録的大雨により東川町では忠別川が濁流と化し、1人死亡。
上流の天人峡温泉など300人以上が孤立する事態になりました。
札幌や秋田などの北日本は平年より5割以上も雨量が多め、
一方の東~西日本は平年の1~2割にとどまる所も…
人間だけでなく農作物もカラカラで影響が懸念されます。
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北日本から西日本の長期間の高温と少雨に関する全般気象情報 第2号
平成22年08月24日15時00分 気象庁発表
北日本から西日本にかけては7月中頃以降、気温が高く、降水量の少ない
状態が続いています。今後2週間程度は気温が平年を上回り、降水量の少な
い状態が続く見込みです。農作物の管理等に十分に注意してください。
9月までこの晴天
前線付近で激しい雨
きょうは二十四節気の「処暑」
厳しい暑さが落ちつく頃ということですが、今年はまったく当てはまらないようです。
きょうも猛烈な残暑となりました。
【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.5℃ (15:02)
2 茨城県 古河 38.0℃ (14:21)
3 群馬県 伊勢崎 37.7℃ (14:17)
ちなみに京都でも37.5℃の暑さ。
夜にエアコンが故障して、若者でも夜間室内で熱中症の死者が出たと
昨晩のテレビ番組でやってました。
政府は地デジテレビよりエアコン配布なのですかね…?
36℃ めまいがします
北日本は雲の通り道
きょうも東~西日本はよく晴れて猛暑となりました。
夏休みは残り10日となりましたが、
自由研究のお天気日記は「夏晴れ、猛暑」のオンパレードです。
それよりも外でいっぱい思い出を作りたいですね。
折角なのに、私は足を怪我して遊びに行けないのでクーラー漬けです…
北日本には季節を隔てる前線や低気圧が近づき、次の季節も顔は出していますが
地上も上空も夏の高気圧にどっしり覆われているので近づけません。
そういえば台風すら発生しません。(記録的な少なさになる可能性も)
きょうは西日本の内陸部が中心だった夕立ちですが、
あすは東日本も含めてすこし広い範囲で雷雨がありそうです。
上空500hPaの高気圧
地上の高気圧
東日本の天然クーラーはタイマー切れで、再び猛暑が戻ってきました。
しかし猛暑が中心は依然として西日本中心。
きょうも大分県玖珠で38.0℃まで昇温となりました。
こんな灼熱の陽気の中、高校野球決勝!
わが地元の東海大相模は残念ながら敗れてしまいました。
高校球児よりも夏バテ知らずな今年の高気圧。
熱い夏はまだ終わる気配がありませんのであしからず。
きょうもバイオクリマの理事会
築地市場
再び東日本も猛暑型
きょうの東京都心の最高気温は31.8℃。
決して「涼しい」はずはないのですが、何だかホッとしてしまいますね。
猛暑ひとひきの東日本とは対照的に、西日本は猛烈な残暑が継続。
大分県日田ではきょうも38℃超の猛烈な暑さとなりました。
東日本ほどクールダウン
ここ数日38℃台の猛烈な暑さが記録されていますが、
きょうも高気圧の中心に位置する西日本を中心に残暑が厳しくなりました。
沈降による雨雲抑制効果で、天然の打ち水も殆どありませんでした。
【最高気温ランキング】
1 大分県 玖珠 38.3℃ (13:54) [8月の1位の値を更新]
〃 広島県 福山 38.3℃ (15:06) [観測史上1位の値を更新]
3 広島県 府中 37.8℃ (14:26)
一方、天気図を見ると高気圧の中心は北日本にあります。
この場合、「北高型」といって
東日本の太平洋側(関東~東北)には涼しい北東の風が流れ込み、雲が出やすくなります。
こちらは天然のクーラー効果で猛暑はひと休みとなりました。(が、蒸し暑かった)
そして午後からは東海甲信で雷雲が発達し激しい雨に…
【1時間最大降水量】
1 東京都 八王子 62.0mm/h (20:30) [観測史上1位の値を更新]
2 愛知県 茶臼山 56.0mm/h (16:20)
3 神奈川県 相模湖 53.0mm/h (19:20) [8月の1位の値を更新]
15時30分北海道で記録的短時間大雨
芦別市南部付近で約80ミリ
猛暑でないが蒸し暑い
バイオクリマ研究会戦略MTG
束の間の北高型
きょうは猛暑のメッカ!?となりつつある岐阜県多治見で38.8℃を記録しました。
特に東海・近畿地方を中心に猛暑が極まりましたが、
その周辺部の関東や九州では午後から雷雲が発達しています。
多少の打ち水は歓迎となるかもしれませんが、今夜までは局地的な激しい雨にご注意下さい。
きょうも溶けるような暑さ
雷雲かなとこの縁 (氷の粒でできています)
猛暑は西へ
けさの東京都心の最低気温は28.9℃の“超”熱帯夜!!
エアコンなしでは快眠は不可能な状態です。
きょうで立秋から10日が経ちますが、秋を吹く風は何処とやら…
依然太平洋高気圧のパワーは衰え知らず、気温がグングンあがり
東~西日本では猛暑日となるところが多いでしょう。
東京練馬はきょうも38.2℃、東京都心も37.2℃で今年の最高を更新。
さて、きょうは
「何故今年は台風が少ないの?」という質問を受けました。
この猛暑が示すとおりで、シベリア高気圧と太平洋高気圧が強く
(500hPa高度が平年比で高い)
それらのW効果で蓋をされているのが1つの要因といえそうですが。。
水浴び
道端を占拠
きのうと変わらず
お盆にきてパワーアップした太平洋高気圧ですが、まったく衰えを知りません。
きょうは特に関東地方で猛烈な残暑となりました。
都内で38℃を超えたのは2007/8/22以来3年ぶりのことです。
【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.2℃ (14:13)
1 群馬県 伊勢崎 38.2℃ (14:57)
3 東京都 練馬 38.1℃ (12:53)
3 埼玉県 越谷 38.1℃ (15:28)
3 埼玉県 鳩山 38.1℃ (15:20)
全国134箇所で猛暑日。
台風も少なく海水の高温化でサンマ不漁などの影響も。
木漏れ日すら殺人的
お盆過ぎてもパワー全開
日本海から東北地方に前線が横たわります。
この前線は夏と秋の季節を分ける「秋雨前線」のはしりのような存在です。
この前線の南側には暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達しやすい状況で
北陸や東北などはきょうも局地的に激しい雨となりました。
この前線の南側エリアにあたる東~西日本は猛暑エリアで
愛媛県西条と兵庫県豊岡で37.6℃、東京練馬と埼玉県越谷で37.1℃!
太陽ジリジリ
前線近傍は雨雲発達
北日本に前線が停滞し、前線上の低気圧が東北地方に近づきます。
これにむかって暖かく湿った空気がどんどん流れ込み、
前線の南側で大気の状態が不安定。東北~近畿地方の各地で激しい雷雨となりました。
秋田の角館では24時間雨量が165ミリに達し、浸水被害などが発生。
秋田新幹線は一時運転見合わせで、帰省のUターン客も一時立ち往生となりました。
またこれとは別に今朝未明には北海道北部(留萌)でも線状の雷雲が発達して
川の増水や浸水被害など局地的な豪雨被害に見舞われました。
【最大1時間降水量】
1 北海道 留萌地方 初山別 67.5mm/h (07:00) [観測史上1位の値を更新]
2 北海道 留萌地方 焼尻 63.5mm/h (07:50)
3 北海道 留萌地方 遠別 52.0mm/h (05:40) [観測史上1位の値を更新]
豪雨をもたらす「にんじん雲」 (赤外衛星 03:00)
秋雨前線のはしり?
台風4号は三陸沖で低気圧にかわって、東へ遠ざかりました。
強い雨や風はおさまって天気は次第に回復基調ですが、
台風の置き土産である熱帯産の湿った空気が残るためスッキリ青空という所は少ないでしょう。
午後は特に天気が変わりやすく、にわか雨や雷雨が起こりやすいですのでご注意下さい。
また気温以上に湿度が高く「蒸し暑い」一日となりそうです。
青空ではなく白空
台風離れても...
台風4号は日本海を東北東に進んで、
17時頃に秋田市付近に上陸しました。
円形度は崩れて台風自体の勢力は衰えたとはいえ、
北~東日本の広範囲で強風が吹き荒れました。
また台風の南東象限に伴う発達した雨雲がかかり、各地で激しい雨となりました。
昨夜は北海道の檜山・渡島地方で1時間90ミリも猛烈な雨を解析、
今朝は京都で75ミリ、出雲で65ミリの激しい雨を観測しました。
関東も雨風強まる
台風一過 夕焼け
秋田に上陸
台風4号は済州島付近で方向転換して、東よりのコースに。
九州北部では雨風強まって荒れ模様の天気になりました。
長崎県厳原では最大瞬間風速で33.6m/sを観測。
一方で北陸地方はフェーン現象で猛烈な暑さに。
1 石川県 小松 37.7℃ (12:41) [8月の1位の値を更新]
2 福井県 三国 37.4℃ (14:56)
3 鳥取県 米子 36.6℃ (12:24)
台風から離れた地域でも湿った空気で豪雨があるのも特徴。
山形市内では51.5mm/hの雨で道路冠水などの被害がありました。
夜になって北海道では猛烈な雨に…
20時北海道で記録的短時間大雨
八雲町南部付近で約90ミリ
八雲町北部付近で約90ミリ
20時北海道で記録的短時間大雨
八雲町熊石付近で約90ミリ
乙部町付近で約80ミリ
北海道で猛烈な雨 (国交省レーダーHP 21:40)
きょうも積雲の隊列
夏らしさ
台風は日本海へ
台風4号は渦の形を整えつつ(=勢力を堅持しつつ)東シナ海を北上しています。
ここへきて勢力を増し、暴風域を伴うようになりました。
これまで発生数が少ない台風でしたが、この猛暑続きで海水温が高くなっているため、
発達しやすく、また勢力も衰えにくい状態となっているのでしょうね。
沖縄・奄美に続いて、九州でも次第に風が強まり、波が高まる見込みです。
きのうも書いた通りですが、過去の豪雨災害の多くは台風が間接的に絡む事例です。
台風から離れた地域も暖湿流により雨雲が発達しやすいパターンなので気が抜けません。
東~西日本の広い範囲で局地的な激しい雨に警戒が必要です。
湿り気多く積雲増産
竜巻の実験
手前を行進する積雲列がカワイイ
台風は発達しながら北上
宮古島の近海で昨夜発生した台風4号は
沖縄と奄美大島を強風域に巻き込みながら東シナ海を北上です。
久米島(北原)では最大瞬間風速30.0m/s、那覇でも28.5m/s
発生数が少ない台風でしたが、この猛暑続きで海水温が高くなっているため
急速に発達して勢力も衰えにくい状態なので、今後が心配です。
兵庫県佐用町の豪雨被害からちょうど1年ですが
台風から離れた地域も暖湿流により大雨が心配です。
東~西日本の広い範囲で激しい雨に警戒が必要です。
三重県いなべ市では07:20までの1時間に64.0mm/hの猛烈な雨を観測。
関東や東海も未明~明け方にかけて、
寒冷渦の影響で雨雲が発達し土砂降りとなりました。
海外も然り、パキスタン洪水(死者2,000人)、インドの洪水(同130人)に続いて
中国・甘粛省甘南チベット族自治州舟曲県では1時間90ミリの雨で
大規模な土石流が発生。死者130人、行方不明1,300人以上
暑さも人気もひと段落 (東京駅オフィス街)
台風沖縄近海を北上
東・西日本ではきょうも残暑が続きますが、
高気圧がすこしパワーダウンのところに上空の寒冷渦が影響して、
関東から西の太平洋側では雲が出やすくなりそうです。
強烈な陽射しは幾分和らぎそうですが、
あちこちで雷雨が発生しやすくなりますので注意が必要です。
また昨夜沖縄の南海上で発生した熱帯低気圧ですが、
早くも21時には宮古島の南海上で台風4号に発達しました。
今後は北上し東シナ海から日本海に達するおそれがあります。
沖縄や先島諸島では強風や高波、激しい雨に注意が必要です。
極上の親子丼
久しぶりの曇天
高気圧の周辺も賑やか
きょうは「立秋」暦のうえでは秋のスタートなのですが、
東・西日本ではきょうも高気圧の勢力下で猛暑が続く見込みです。
お盆の帰省ラッシュで激しい渋滞も始まっていますが、
SAなどで一瞬でも日なたに車を放置すると焼きついてしまいます。
一方で秋の空気も顔を覗かせています。
北日本に近づく前線は、夏と秋を隔てる境界線です。
空気が入れ替わり、天気かぐずつくと暑さは幾分控えめとなりそうです。
さて、南海上で渦を巻く寒冷渦の接近で西日本は大気が不安定です。
あちこちで激しい雷雨が発生しやすくなりますので注意が必要です。
雲の形に秋の気配?
前線の北側は次の季節
猛暑の範囲は北日本にまで広がって、
北海道のオホーツク海側でも35℃を超える猛暑日となった所がありました。
あすは気圧の谷が近づく北日本で暑さは和らぎますが、
東・西日本では猛烈な暑さが続く見込みです。
お盆の帰省ラッシュで激しい渋滞も予想されますが、車内環境に気をつけましょう。
さて、南海上で渦を巻く雲は上空の低気圧(寒冷渦)といわれるもので、
これが西日本に近づく見込みです。
この渦の周辺部はあちこちで雷雲が発生しやすくなりますので、
暑さだけでなく激しい雷雨にも注意が必要です。
きょうも綿雲が泳いでいます
南海上には上層寒冷渦(UCL)
北日本にも熱風拡大
高気圧の縁をまわり込む熱風が山を越えて日本海側に達する頃には
フェーン現象と相まってさらに高温となります。
日本海側の各地で猛烈な暑さとなりました。
【最高気温ランキング】
1 福井県 三国 38.6℃ (13:19) [観測史上1位の値を更新]
2 福岡県 前原 38.3℃ (15:01) [観測史上1位の値を更新]
3 島根県 益田 38.0℃ (15:12)
4 鳥取県 青谷 37.7℃ (13:29) [観測史上1位の値を更新]
5 富山県 富山 37.6℃ (10:48)
カンカン照り (本社屋上より)
一方で西日本の太平洋側については、
高気圧のヘリに沿って吹く湿った南東の風にのって雨雲が進入(下図)、
四国や九州の南東斜面を中心に変わりやすい天気(断続的なスコール)となりました。
高気圧の外縁に沿う雲
東日本ほど安定
ここにきて太平洋高気圧は西に勢力を拡大。
雲の写真をみると日本列島から中国大陸まで覆っていることが分かります。
湿った空気の影響で局地的にザーッとにわか雨がありますが、
日中は夏の陽射しが容赦なく照りつけて気温はグングンあがりそうです。
熱中症の救急搬送は記録的な数にのぼり、
高齢者が室内環境で亡くなるケースが多くなっていますので警戒が必要です。
湿り気の多い積雲群
昨日より黒っぽい
高気圧の軸は日本の真上
高気圧が再びパワーアップ、西へ勢力拡大です。
西日本を中心に気温が上がって、
大分、福岡、京都、兵庫などで36℃超えとなりました。
前線の南側&高気圧のヘリにあたる東日本は
湿った空気が充満していて大気の状態が不安定です。
ひとつひとつは小さい雨雲ですが、あちこちでザーッとスコールがありました。
かわいい
顔を出した富士山
南海上の低気圧も寄せ付けず
きょうは気象庁から7月の天候のまとめが発表されました。
『北・東日本では月平均気温はかなり高く、
東日本の下旬の平均気温は7月下旬としては過去最も高い記録を更新した。』
北・東日本では月を通じて気温が平年を上回り、月平均気温はかなり高くなった。
また、中旬の終り頃からは太平洋高気圧が日本付近で強まったため、
東日本を中心に日最高気温35℃以上の猛暑日となったところがあるなど厳しい暑さとなった。
東日本における下旬の平均気温は7月下旬としては統計を開始した1961年以降、最も高い値となった。
さて、きょうも「猛暑+カミナリ」の構図は変わらず。
岐阜県多治見で37.2℃、長野県菅平では58mm/hの雷雨(21:00)
プールやビアガーデン、男性下着の販売などが繁盛しているようです。
変わりやすくも晴天
前線の南側で不安定
『梅雨明け10日』以上のスタートダッシュをきった7月後半に
夏本番を満喫し尽くした感もありますが、8月になってもまだ高気圧は健在で、
東~西日本では「猛暑+夕立ち」と天気パターンに
特段大きな変化はない見込みです。
熱中症や夏バテに気をつけて、厳しい暑さを乗り切りましょう。
さて、北日本は引き続き気圧の谷の通り道にあたり、
今日も前線通過の影響で北海道や東北北部では激しい雨のおそれがあります。
東・西日本も大気が不安定ですので、
花火とは違うゴロゴロ音や天気急変にご注意のうえお出かけ下さい。
目がクラクラします
カルガモ隊も水浴び
北日本は前線通過