
台風8号は東北で温帯低気圧に変わったものの、
上空寒気と湿った空気の影響で各地で雷雲が発達。
局地的に猛烈な雨となりました。
05時10分静岡県で記録的短時間大雨 菊川市付近で約110ミリ
05時20分福井県で記録的短時間大雨 福井市付近で約80ミリ
06時10分福井県で記録的短時間大雨 福井市付近で約100ミリ
08時20分福井県で記録的短時間大雨 越前町上糸生で83ミリ
08時30分福井県で記録的短時間大雨 鯖江市付近で約80ミリ
15時50分新潟県で記録的短時間大雨 五泉市村松付近で約120ミリ
17時20分山形県で記録的短時間大雨 西川町付近で約100ミリ 大江町付近で約100ミリ
台風8号は午前6時前に宮城県石巻市付近に上陸後、岩手県内を北上。
宮城県に上陸するのは統計開始以来初めてのこと。
この南東象限にあたる関東や東北南部で局地的に雨雲が発達し激しい雨。
また、北海道の内陸部では記録的な高温に。
0時東京都で記録的短時間大雨 大島町付近で約100ミリ
0時10分東京都で記録的短時間大雨 大島町付近で約120ミリ
【各都市の最高気温】
北海道上川郡下川町 37.3℃ (13:01) [観測史上1位の値を更新]
北海道旭川市江丹別 37.0℃ (13:31) [観測史上1位の値を更新]
北海道斜里町 36.7℃ (12:29) [観測史上1位の値を更新]
北海道佐呂間町 36.7℃ (10:37) [7月の1位の値を更新]
北海道士別市朝日 36.7℃ (13:40) [観測史上1位の値を更新]
台風8号は関東の東海上を北上し、関東、北陸、東北などで雨。
この台風の中心付近は通常の暖気核ではなく寒気も同居していて
寒冷渦と台風のドッキング版ともいえる珍しいタイプ。
もちろんコースも特異なのだが、平成28年10号台風と類似
きょうは北日本を中心に気温が上がり、特に道東を中心に記録的な暑さとなりました。
東北地方などを含め全国77地点で猛暑日。
【各地の最高気温】
北海道足寄町 37.5℃ (15:57) [7月の1位の値を更新]
北海道池田町 37.4℃ (13:29) [7月の1位の値を更新]
北海道置戸町境野 37.4℃ (13:37) [観測史上1位の値を更新]
北海道北見市 37.2℃ (13:04) [7月の1位の値を更新]
北海道帯広市 37.1℃ (12:47)
一方、南海上で発生した台風6号や高気圧縁辺の湿った空気により
四国や九州では激しい雨となり浸水等の被害も。
【各地の最大1時間降水量】
高知県 宿毛市 77.5mm/h (09:03)
愛媛県南宇和郡愛南町御荘 74.5mm/h (09:33) [観測史上1位の値を更新]
高知県土佐清水市三崎 72.5mm/h (08:21) [7月の1位の値を更新]
高知県四万十市江川崎 71.0mm/h (11:07) [7月の1位の値を更新]
上空約5500m付近には-6℃の寒気が居座ったままで、
梅雨明けした西日本含めて全国的に大気の状態が不安定。
あちこちで雷雲が発生し広範囲で激しい雷雨となり、大阪などでも非常に激しい雨。
そんな中で、北陸地方が平年より9日早く梅雨明け発表。
【各都市の最大1時間降水量】
沖縄県宮古島市下地島 114.5mm/h (14:15) [観測史上1位の値を更新]
岐阜県美濃加茂市 84.5mm/h (18:11)
長崎県島原市 77.0mm/h (20:25) [7月の1位の値を更新]
群馬県前橋市 57.5mm/h (20:03)
大阪府大阪市中央区 49.5mm/h (14:11)
上空の寒気や湿った空気の流れ込みの影響で大気の状態が非常に不安定。
未明からは山陰や東北で雷雲が発達し、島根県などで猛烈な雨を観測。
5段階の警戒レベルで最高の「緊急安全確保」が雲南市と飯南町全域の4万人超に発令
先週に引き続き冠水などの被害も。
10時島根県で記録的短時間大雨 雲南市付近で約100ミリ
秋田県由利本荘市でも12時間194mm、24時間で219.5mmの記録的な大雨。
【各地の最大1時間降水量】
三重県津市笠取山 86.5mm/h (14:01) [観測史上1位の値を更新]
熊本県南阿蘇村 84.0mm/h (00:09)
鳥取県境港市 80.5mm/h (07:54) [観測史上1位の値を更新]
茨城県大子町 72.0mm/h (15:54)
島根県飯南町赤名 71.5mm/h (10:00) [観測史上1位の値を更新]
島根県雲南市掛合 69.0mm/h (11:08) [観測史上1位の値を更新]
梅雨前線の南側は大気が不安定な状態が続き、
けさ未明から九州南部西岸に次々と発達した雨雲が流入。
鹿児島県北部などを中心に記録的な大雨となり、07:38に大雨特別警報が発表。
03時鹿児島県で記録的短時間大雨 さつま町付近で約120ミリ
関東は久しぶりに陽射したっぷりで、まるで梅雨明けのよう。
東京都心は33.4℃まであがり昨日から一気に8℃上昇で熱中症がかなり危険な状況。
夕方からは関東北部で雷雲が発達して首都圏でも雷雨。
梅雨前線の活動は依然として活発な状態で、
昨夜遅くからは山陽瀬戸内側にも線状に発達した雨雲がかかり続け、
広島市内で200mm超える記録的な大雨となりました。
あす明後日かけても西日本の大雨ポテンシャルが持続しますので、
中国や九州地方を中心に土砂災害や河川増水等の被害に厳重な警戒が必要です。
【各都市の最大12時間降水量】
広島県広島市中区 196.0mm (10:00) [観測史上1位の値を更新]
広島県東広島市 194.5mm (10:20)
広島県竹原市 193.0mm (12:10) [観測史上1位の値を更新]
【各都市の最大48時間降水量】
鳥取県鳥取市鹿野 445.0mm (21:20) [7月の1位の値を更新]
鳥取県倉吉市 388.5mm (21:20) [観測史上1位の値を更新]
鳥取県大山町 337.5mm (18:30) [7月の1位の値を更新]
西日本で梅雨前線の活動が活発となり、未明からは山陰に発達した雨雲が進入。
島根県東部などで猛烈な雨となり河川が増水し浸水した地区も。
松江市や鳥取市には警戒レベル5「緊急安全確保」が発表されたほか
鳥取県内も約半日で300mmを超える記録的な大雨となり、山陰道などで通行止め。
05時40分島根県で記録的短時間大雨 松江市付近で約100ミリ
【各地の日降水量(22:00現在)】
鳥取県倉吉市 325.5mm [観測史上1位の値を更新]
鳥取県鳥取市鹿野 282.5mm [7月の1位の値を更新]
鳥取県大山町塩津 276.5mm [観測史上1位の値を更新]
鳥取県鳥取市青谷 260.0mm [観測史上1位の値を更新]
鳥取県鳥取市 204.0mm [観測史上1位の値を更新]
東日本で梅雨前線の活動が活発となり、静岡県から神奈川県にかけて記録的な大雨。
24時間雨量は箱根町で500mm(総雨量800mm)を超えたほか、
海老名市、木更津市など平野部でも200mm超えて特別警報級の雨量となりました。
神奈川県平塚市では市内を流れる金目川など6河川で洪水被害の可能性があったため
避難情報のうち最高危険度警戒レベル5の「緊急安全確保」が初めて発令されたほか
熱海市伊豆山地区では大規模な土石流が発生し、住宅などが流され約20人が安否不明。
【各地の24時間降水量】
1 神奈川県足柄下郡箱根町 543.0mm (09:40) [7月の1位の値を更新]
2 静岡県御殿場市 392.0mm (08:10) [7月の1位の値を更新]
3 静岡県川根本町 341.0mm (06:00)
4 静岡県周智郡森町三倉 340.0mm (06:50) [観測史上1位の値を更新]
【各地の72時間降水量】
神奈川県足柄下郡箱根町 805.5mm (16:20) [7月の1位の値を更新]
静岡県伊豆市天城山 569.0mm (18:50)
静岡県御殿場市 560.0mm (24:00) [7月の1位の値を更新]
静岡県富士市 512.0mm (24:00) [観測史上1位の値を更新]
一方、奄美地方では平年より4日遅く梅雨明けとなりました。
