北日本を低気圧や前線が通過し、北陸や東北の日本海側で雨。
東~西日本は晴れたところが多く、南西風が吹き込んだ関東沿岸部は気温上昇、
東京都心の最高気温は18.5℃、宮崎市で19.3℃など4月上旬並みのところも。
東・西日本は高気圧に覆われて青空が広がったものの
気圧の谷が通過した北日本では一部で雨や雪のところも。
南から暖かい空気が流れ込み、道内全域でプラス気温で春の陽気。
8℃まで昇温した札幌では融雪で足元が悪くなり、落雪による死傷者も。
各地に記録的な大雪をもたらした寒波はようやく終息局面。
北日本や北陸ではまで一部で雪が残ったものの、夜までには雪雲はほぼ消散。
北海道でも日中気温が0℃以上となり、こんどは雪解けや落雪、なだれなどが心配。
北日本の暴風雪や北陸での大雪は峠を越えてきたものの
新潟県津南町では積雪が416cmに達し観測記録を更新。
新潟県糸魚川市では雪崩が発生し男性1人が行方不明。
札幌近郊は朝まで断続的に雪が降り続き、交通はマヒ状態。
線路の除雪が間に合わず新千歳空港を結ぶ列車はきょうも終日運休し、
空港では多くの到着客が行き場を失い滞留。
強い冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心にきょうも風雪模様。
局地的に降雪が強まり、北海道の石狩胆振、石川、富山、新潟上中越に大雪警報。
千歳市では24時間降雪量が47cm、積雪119cmでともに観測史上最多となり
新千歳空港は終日封鎖で228便の全便が欠航。
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顕著な大雪に関する石川県気象情報 第1号
2022年02月22日06時43分 金沢地方気象台発表
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金沢では、22日6時までの6時間に20センチの顕著な降雪を観測しました。
この強い降雪は22日夕方にかけて続く見込みです。
加賀北部の平地では、大規模な交通障害の発生するおそれが高まっています。
北海道の東で低気圧が猛烈に発達し、北日本中心に大荒れの天気。
札幌駅発着の列車は終日運休し、道内全体で1000本超の列車が運休。
函館江刺自動車道では猛吹雪で多重衝突事故が発生し18名の死傷者。
札幌市内の積雪は夜に入ってさらに急増し115cmに到達。
気圧の谷が東の海上に抜けて、西高東低の冬型の気圧配置に移行。
上空1500mで-12℃の寒気が北陸・山陰ラインまで南下して、北西の季節風が強化。
日本海側の各地には雪雲がびっしり張り付き、関東なども午後は雨雲が湧いてにわか雨。
南岸低気圧の影響で西日本は朝から雨で
中国・四国地方の山間内陸部では本格的な降雪。
広島の正午の気温は1.7℃で天気もみぞれ。
寒冷渦が日本海に停滞してほとんど動かず。
日本海側各地には雪雲が流れ込み、特に山陰には活発なJPCZの雲がかかり
鳥取県や兵庫県北部、岐阜県山沿いなどに大雪警報が発表。
上空に強い寒気を伴った寒冷渦が日本海に居座り、
廻り込むように局地的に発達した雪雲列が北陸や近畿北部に押し寄せ
24時間降雪量は福井県大野市で56cm、岐阜県白川村で55cmなど。
鳥取県には21時22分に大雪警報が発表。
日本海には渦を巻く寒冷渦の雲があって、日本海側の沿岸部に降水域が拡大。
これをポーラーロー、切離低気圧、寒冷渦、何と読んだら適切なのかは分からないが…
この大きな渦度は成層圏由来であるという話も。
これとは別に関東付近にも低気圧が発生して三陸沖に向けて北東進。
未明に気温が低下する頃には降水が弱まって
首都圏では懸念されたような大雪や積雪にはならず。
河口湖は前回の残雪のうえに12cm増えて29cm、秩父で4cm、水戸で2cm
春が確実に近づいている証か、南岸低気圧が量産中。
午前中西日本で降っていた雨域は午後には東日本にも拡大。
関東は日中も気温が低空飛行の底冷えで、夜遅くには雨が雪に変わりました。
関東の雪は内陸部が中心で平野部ではさほどと思っていたところ
昨日のうちは気温が高かった茨城や千葉方面で夜半以降に積雪が急増。
水戸ではけさ6時に積雪が9cmに達し、千葉でも4時に5cmまで増加。
東海沖で発生した低気圧の影響で東海や関東甲信で雨雲が拡大。
上空寒気の影響で内陸山沿いで雪、関東平野部では終日みぞれ。
河口湖では34cm、長野県諏訪市で28cm、埼玉県秩父市で10cmの積雪となり
東京多摩西部や山梨県富士五湖、静岡県東部などには大雪警報。
先月より気温が高かったため、首都圏は大雪は免れたものの東京都心も夜に2cm。
南岸低気圧は南海上を離れて通過し、関東の天気の崩れはなし。
ただその北西側に新たな低気圧が発生して、あすは関東平野部も雪になる予想。
1月より明らかに気温が高く、引き込みが弱いので騒ぐほど積もるかどうかは不明。
予防的措置として首都高などは既に一部区間の通行止め、羽田発着の航空便も一部欠航が決定。
近畿東海や札幌周辺の記録的な大雪は峠を越えたものの
まだ寒気は居座ったままで北陸などでしぐれ模様。
除雪作業が追い付かず、札幌駅を発着する列車は始発から終日運休。
局地的に強い雪雲がかかり、札幌では24時間降雪量が60cmで過去最多の記録的な大雪。
きょう9時から12時にかけては108→112→122→132cmと積雪が急増し大雪警報。
積雪が1mを超えるのは8年ぶりの事でJRも257本が運休。
関ヶ原では積雪が87cmを超えて観測史上最大(これまでは1999年1月の79cm)
米原市もこれまでの歴代記録(2005年12月の83cm)に迫る81cmに到達。
また積雪が2mを超えた鳥取大山では遭難事故で死者も。
本州付近は-10℃以下の強い寒気に覆われて、JPCZが若狭湾から近畿北部に流入。
滋賀県米原市では正午までの6時間で30cm、12時間で46cmの大雪で観測史上最多。
滋賀北部、岐阜県美濃地方、愛知県、富山県などに大雪警報。
大雪の影響で大型トレーラーなどが立ち往生し、
名神高速道路の上下線が滋賀県と岐阜県内(八日市-関ヶ原間)で通行止め。
国道21号も岐阜県関ヶ原町で通行止めになったため滋賀・岐阜県境は往来が困難に。
また、北陸道も上り線が木之本IC-米原JCT、下りは米原JCT-長浜ICで一時通行止め。
夜は石狩湾でも雪雲が発達、札幌では21時までの1時間で14cm急増し積雪が103cmに。
暦の上では春でも、真冬の寒気が停滞。
上空には強い寒気が流れ込み、日本海側では大気の状態が不安定。
北日本は午前中、西日本は午後から寒気移流による西よりの風が強まり、
局地的には雪雲が発達し発雷も。
日本海から小低気圧が南下し、夜には若狭湾の沿岸部に上陸。
この低気圧は上空に寒気を伴っていることから大気の状態が不安定になり
北陸や近畿北部、山陰などには発達した雪雲かがり所々で発雷も。