
きょうの午前0時から気象庁は「特別警報」の運用を開始しました。
どんどん上位クラスの警報を付け加えて、体系が複雑多岐にわたってきているので
数年後には外国を見習ってすべてランク1-5方式に統一を図るという噂もあります。
台風と前線の相乗作用で、九州や北陸など日本海側では激しい雨となっています。
タイムリーではありますが、早速特別警報が発表されることのないよう祈ります。
東京は今夏10日目の猛暑日でした。
【最大1時間降水量】
1 石川県 輪島 73.5mm/h (05:59) [8月の1位の値を更新]
2 福岡県 福岡 72.5mm/h (14:55)
3 熊本県 熊本 64.0mm/h (10:01)
けさ未明にかけて山陰地方にライン状の発達した雷雲がかかり、
気象庁は先日の島根豪雨に匹敵する大雨となっている、
ということで厳重な警戒を呼びかけました。
この地域は太平洋高気圧の縁にあたり、湿った空気の通り道となっているため、
いつどこでこのような豪雨が出現するか予測がつけられないのが難点。
実況監視に基づく早めの避難といえども真夜中なので難しいかも。
13時北海道で記録的短時間大雨
別海町東部付近で約80ミリ
【24時間最大降水量】
1 島根県 桜江 413.5mm (14:30) [観測史上1位の値を更新]
2 島根県 浜田 328.0mm (14:00) [8月の1位の値を更新]
3 島根県 瑞穂 273.5mm (15:00) [観測史上1位の値を更新]
きょうは日本海側から前線が南下してきて、活発な雨雲が日本海側にかかりました。
石川県や富山県では200ミリを超える大雨となりました。
前線の南側にあたる関東地方も水蒸気が充満し大気が不安定。
昼過ぎから局地的に雷雨となりました。
西日本を中心に引き続き猛暑が続いていますが、
九州南部で気温が高くなり、湿度も高いことを考慮すると
耐え難い体感猛暑だったと推定されます。
【最高気温ランキング】
1 宮崎県 日向 38.9℃ (14:23) [観測史上1位の値を更新]
2 和歌山県 新宮 37.4℃ (13:23) [8月の1位の値を更新]
3 鹿児島県 鹿児島 37.1℃ [観測史上1位の値を更新]
きょうも北アルプスに滞在中。
北日本に近づく低気圧の影響なのか、稜線上は西からの風が強めで、じっとしていると寒い!
鼻水垂らしていると、こんどは陽射しで暑くなったりと温度調整が大変でした。
そして見渡す山並みの山頂部にはあいにく朝から雲がかかり、なかなか取れませんでした。
久しぶりの山登りで足がガクガクになりました。
あしたから筋肉痛との戦いになりそうです。(夜には関節痛も発症し動けなくなりました)
10時北海道で記録的短時間大雨
厚沢部町付近で約100ミリ
12時北海道で記録的短時間大雨
八雲町南部付近で約110ミリ
高知県四万十市では午後1時42分に最高気温が41.0℃に達し、
国内の観測史上最高記録を6年ぶりに更新しました。
これで3日連続の40℃超えとなります。おそるべし。
年毎に記録地点が異なるのは、温度計の癖もあるかもしれませんね。
(これまでの記録は2007年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で観測した40.9℃)
そして昨日の東京の最低気温は30.4℃。
これも明治8年に統計を取り始めて以降、最も高い最低気温となりました。
大雨も猛暑も記録ずくめの夏です。これなのに水不足や渇水が進むのが難しい所。
夕方からは関東平野部でゲリラ雷雨頻発。
東京都練馬区石神井の雨量計では、18:30までの1時間に92ミリの猛烈な雨を観測。
きょうも記録的な暑さです。甲府と四万十市は2日連続の40℃超えですが
特に南関東の沿岸部で特に気温が高くなりました。
当地横浜の最高気温は37.4℃で1962/08/04以来、実に51年ぶりに記録更新。
東京羽田空港で38.2℃、千葉市でも38.4℃で記録を更新しました。
その他全国297地点で猛暑日に。
【最高気温ランキング】
1 山梨県 甲府 40.6℃ (14:37)
2 高知県 江川崎 40.4℃ (13:35)
3 千葉県 茂原 39.9℃ (12:54) [観測史上1位の値を更新]
午後は大気が不安定になって雷雲が発生、すこしクールダウンしました。
京王線が落雷の影響で一時運転見合わせになったようです。
高知県四万十市と山梨県甲府市で40.7℃の観測史上4位となる気温が観測されました。
40℃超は6年ぶりですが、日本海のフェーン以外で40℃超えというのがすごいです。
太平洋高気圧とチベット高気圧の二段重ねによる圧縮昇温効果です。
今夜は各地で気温が下がりにくく、あす朝も30℃を下回らない所がありそうです。
不要な外出は控えてエアコンや扇風機を適切に使いましょう
【最高気温ランキング】
1 高知県 江川崎 40.7℃ (13:06) [観測史上1位の値を更新]
1 山梨県 甲府 40.7℃ (14:31) [観測史上1位の値を更新]
3 山梨県 勝沼 40.5℃ (14:29) [観測史上1位の値を更新]
大気の状態が非常に不安定となった北海道南部~東北北部では
朝から昼前にかけて猛烈な雨となり記録的な豪雨となりました。
秋田新幹線は全面ストップ、代替バスも立ち往生など、
お盆の帰省前に水を差す影響が出ました。
06時北海道で記録的短時間大雨
八雲町熊石付近で約110ミリ
八雲町南部付近で約110ミリ
07時青森県で記録的短時間大雨
西目屋村付近で約110ミリ
鯵ヶ沢町付近で約90ミリ
07時秋田県で記録的短時間大雨
大館市北部付近で約110ミリ
北秋田市北部付近で約110ミリ
藤里町付近で約110ミリ
八峰町付近で約110ミリ
07時30分青森県で記録的短時間大雨
鯵ヶ沢町付近で約110ミリ
07時30分秋田県で記録的短時間大雨
大館市北部付近で120ミリ以上
08時30分秋田県で記録的短時間大雨
大館市北部付近で約110ミリ
藤里町付近で約110ミリ
10時40分秋田県で記録的短時間大雨
鹿角で104ミリ
10時30分秋田県で記録的短時間大雨
鹿角市北部付近で約100ミリ
11時30分岩手県で記録的短時間大雨
雫石町付近で約100ミリ
【最大1時間降水量】
1 秋田県 鹿角 108.5mm/h (10:52) [観測史上1位の値を更新]
2 秋田県 鎧畑 88.0mm/h (08:57) [観測史上1位の値を更新]
3 秋田県 桧木内 81.0mm/h (08:39) [観測史上1位の値を更新]
4 岩手県 雫石 78.0m/h (12:02) [観測史上1位の値を更新]
5 北海道 渡島地方 熊石 71.5mm/h (05:26) [観測史上1位の値を更新]
5 北海道 渡島地方 松前 71.5mm/h (06:04) [観測史上1位の値を更新]
【最高気温ランキング】
1 高知県 江川崎 39.3℃ (13:07) [8月の1位の値を更新]
2 宮崎県 西米良 38.8℃ (12:56) [8月の1位の値を更新]
3 山梨県 甲府 38.7℃ (13:44)
きょうは日本海から前線が南下して、局地的に雨雲が発達。
午前中は山陰地方を中心に猛烈な雨となった所がありました。
また未明に強い雨となった新潟県長岡市では土砂崩れで家屋倒壊の被害。
それとは対照的に鹿児島県の名瀬では7月に雨が降らず、
観測開始以来初の月間降水量0mmとなり、農作物にも影響が出始めています。
各地で頻発する豪雨、水不足と渇水。西日本の猛暑と東北太平洋側のやませ低温。
7月は天候の不順や不安定に翻弄された感がありますが、
8月は再び高気圧の勢力が盛り返す予想。
今後しばらくは猛暑と水不足が懸念材料となりそうです。
09時30分島根県で記録的短時間大雨
大田市付近で約100ミリ
