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Just another Daily SKY Sketch 気象予報士ブログ

各地に「秋の雷」をもたらした上空の寒気は東の海上に抜けて、
きょうは西から移動性高気圧が進んでくるでしょう。

秋の乾いた空気を運んでくれて、爽やかな秋晴れが期待できます。
にわか雨の心配もなく、安心しておでかけ・お洗濯ができそうです。

さて、先日列島を縦断した台風18号の上陸地点について、
業界内でちょっとした論争が巻き起こっています。

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「台風18号が三重県・志摩半島に上陸」と、気象庁発表と食い違う独自の上陸情報を
ホームページに載せ予報業務の範囲を逸脱したとして、
同庁がある気象情報会社に対して再発防止を口頭指導していた問題。

気象庁は、台風は紀伊半島をかすめ8日午前5時すぎ、
愛知県・知多半島付近に上陸と発表。
「台風情報は防災上重要で、さまざまな情報が出ると混乱を与える恐れがある」と説明している。
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そもそも気象業務法の許認可では台風や警報など防災絡みの事項 については
ユーザに混乱をもたらしかねないとして、一般向けor特定向けのカテゴリー毎に
発表行為に対して様々な制約を課しています。(文言はグレーな部分も多い。)

私は上陸当時、当社Webサイトならび携帯サイト向けに情報発信する立場にありましたが、
当時の実況やレーダをみると、気象情報会社の検証レポートにあるように
志摩半島に上陸とするのが自然なように感じました。

台風は陸を避ける性質がありますが...(※概略図)

台風は陸を避ける性質がありますが...(※概略図)

もちろんあくまで気象庁発表に準拠した情報を掲載しましたが、
ユーザ利便性と情報錯綜に伴う混乱リスク、規制緩和方策との矛盾、
立場によって賛否両論ですが、官民一体の両立を祈りつつ影ながら行方を見守りたいところです。

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