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7月
この週末九州地方に記録的な豪雨をもたらした梅雨前線ですが、
きょうは少し東に移動して、近畿・東海~北陸地方を結ぶラインに停滞です。
前線の後面には寒気があって雨雲が発達しやすくなっています。
いつどこで激しい雷雨となってもおかしくない状況です。
中国・四国地方の垂れ下がった黒い部分に注目です。
今回の九州北部豪雨、昨年の北陸豪雨、いずれもなのですが、
持続的な積乱雲の発達機構の強化には、背後の中層乾燥空気の進入が寄与してました。
このような場所では雨雲が発達しやすいのです。
実際に…東海・近畿地方では激しい雨に
【最大1時間降水量】
1 静岡県 熊 82.0mm/h (07:00) [7月の1位の値を更新]
2 静岡県 佐久間 68.0mm/h (08:50) [7月の1位の値を更新]
乾燥空気が大雨を誘発したり、上層寒冷渦(UCL)が台風発生を励起したり…と
気象には一見想像もつかない不思議なことがいっぱいあって面白いですね。
群馬県館林市では竜巻被害、20人負傷。