関東地方は北東気流の影響で雲が多めとなりましたが、
南部では陽射しもあったせいか多少ムシムシしました。
まだ衣替えにはちょっと早いような感じもします。
出張先の大阪は秋晴れでした。
一難去って、また南海上で台風発生です。
19号は小笠原諸島に接近の様相ですが、日本縦断といったことにはならない見込みです。

スッキリ青空 (大阪市内)

台風量産体制
強い勢力の台風17号は、15時頃に潮岬を通過後、
19時頃に愛知県東部に上陸しました。
その後台風はスピードをあげて本州内陸を縦断しました。
関東は日中は晴れて穏やかな天気となり
「ほんとに台風が来るの?」といった状況でしたが、
夕方から雨や風が強まり、夜は暴風が吹き荒れました。
首都圏のJRや在来線は軒並み運休となりました。
【最大瞬間風速】
1 東京都 八王子 38.1m/s 南 (21:02)
2 和歌山県 潮岬 36.4m/s 北西 (15:49)
3 静岡県 御前崎 36.1m/s 南 (19:16)
【最大3時間降水量】
1 三重県 四日市 171.0mm (18:20) [観測史上1位の値を更新]
2 和歌山県 本宮 155.0mm (14:50) [観測史上1位の値を更新]
3 三重県 亀山 153.5mm (18:10) [観測史上1位の値を更新]
19時30分静岡県で記録的短時間大雨
浜松市北部山間部付近で約120ミリ
富士宮市付近で約120ミリ
20時山梨県で記録的短時間大雨
富士山西部付近で約100ミリ

日中は穏やか

台風本体の雨雲 (国交省レーダHP 19:00)

紀伊半島に接近
台風17号が非常に強い勢力で沖縄本島(名護市付近)を通過しました。
これで15号、16号、17号と3個連続の強力台風直撃となりました。
那覇市内では61m/sの猛烈な風を観測し、トラック横転等の被害が出ているようですが、
あすは速度をあげて東海~近畿の沿岸に接近上陸し、
駆け足で本州を縦断するコースをとりそうです。
昨年静岡県浜松市に上陸した15号のように風による被害が心配ですので、
早めの対策を心がけましょう
【最大瞬間風速】
1 沖縄県 那覇 61.2m/s 西北西 (13:23)
2 沖縄県 渡嘉敷 58.9m/s 南東 (07:51)
3 沖縄県 名護 57.4m/s 北西 (15:20)
【最大24時間降水量】
1 沖縄県 仲筋 573.0mm (07:00) [観測史上1位の値を更新]
2 鹿児島県 古仁屋 393.0mm (24:00)
3 沖縄県 川平 375.5mm (03:00)
19時鹿児島県で記録的短時間大雨
瀬戸内町付近で約120ミリ

目が大きめ (気象庁レーダーHP 13:00)

本州縦断コース?

4時間は疲れます

アフターテニス

沖縄を通過
日本付近は北から高気圧に覆われて秋の晴天となっています。
朝晩のみならず、日中もさわやか、というか凌ぎやすい気候になってきましたね。
これに阻まれて2つの台風も南の海上で右往左往ですが、
18号の方は小笠原に最接近していて、あすは伊豆諸島への接近が予測されます。

秋の空 (東京渋谷)

秋晴れ
関東地方の大雨の峠は越えて天気は回復に向かいましたが、
北海道には寒気を伴った低気圧が近づき、活発なライン状の雷雲が通過しました。
この影響で長万部町では大型トラック3台が横転したり、
特急列車が倒木に接触するなどの被害がでました。ダウンバーストか竜巻か?は不明。
2つの台風の行方が気になりますが、台風18号は伊豆諸島まで北上後、関東沖を北東へ。
台風17号は台湾付近で足踏みの予想、先島諸島は影響を長く受けそうです。
その後は転向して、本州に近づいてくるというシナリオもなくはないのですが、
まだ何とも言えませんね。

ナイターテニス

北海道で不安定な天気
陽射しが戻って、昨日の肌寒さから一転、再び気温があがって東京は28℃。
しかし前線の北側ということで比較的カラッとした暑さでした。
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、朝晩はめっきり秋めいてきました。
これだけの気温差のせいでしょうか、まわりには咳こんでいる人もちらほら見えます。
皆様も風邪など召されていませんでしょうか…
そして昨日の雨で、利根川の取水制限が一時解除となったようです。
夜になって、関東平野部でも大気が不安定になり、雨雲が発達。
都心や神奈川県内で雷鳴轟く激しい雨。
23時神奈川県で記録的短時間大雨
横須賀市付近で約100ミリ
土砂崩れに乗り上げて京浜急行が脱線。10数名のけが人が発生。

カラッとした暑さ

天気回復
きょうは南岸低気圧が通過。
しかも上空寒気の影響で未明からザァーザァー降り。
関東地方は北東気流が吹き込んで、日中はかなり肌寒い陽気。
日中14時の気温は、きのう24.2℃→きょう19.9℃
最高気温が25℃の夏日を割り込んだのは7/1以来80日ぶり。
記録的残暑の挙句これではカラダがついていきませんね。
渇水が続いた水がめには潤いの雨になったでしょうか…
12時30分北海道で記録的短時間大雨
中標津町西部付近で約90ミリ

昼呑み

関東でまとまった雨
今シーズンは北・東日本を中心に厳しい残暑となりましたが、
気象庁は昨日、北日本の平均気温が8月下旬~9月中旬にかけて、
統計開始の1961年以降で最も高くなったと発表しました。
日本付近の上空では北東海上を中心に偏西風が大きく北に蛇行したことで、
日本の東海上で太平洋高気圧の勢力が非常に強まったことが原因です。
避暑のため札幌へお出かけした友人が「全然意味がなかった…」
と言っていたのが象徴しています。

秋空のひつじ雲

大気不安定で雨雲発達 (国交省レーダHP 23:00)
台風16号変わりの低気圧から垂れ下がる前線が関東地方を通過し、
未明から明け方にかけては、都心など関東南部でも雷鳴が轟き激しい雷雨となりました。
昼過ぎには雨がやみましたが、蒸し暑い空気が充満し外回りで少し歩くと汗が吹き出します。
しかし前線の後面は秋の涼しい空気ということで、夕方は若干涼しさを感じました。
あすからはいよいよ空気も衣替えで今週末は「秋の晴天」。カラットとした暑さになりそうです。

雨上がり蒸し暑い (東京人形町)

縦長前線は季節の分かれ目
台風16号は温帯低気圧に変わって日本海北部を進みます。
ここからぶら下がり南北に連なる前線により、近畿や東海地方で大雨となりました。
また湿った空気より関東も所々でにわか雨の不安定な天気。
この前線はいわば夏と秋の境目。
前線の東側では南風が吹き込んで、気温が上昇。
札幌では30.5℃の真夏日となり、福岡(同27.7℃)や那覇(同29.0℃)よりも暑くなりました。

大気が不安定

近畿東海で大雨
大型で非常に強い勢力の台風16号は、けさ7時頃に沖縄名護市付近を通過しました。
沖縄本島と奄美大島が暴風域に入っています。
午前6時半までの1時間には、沖縄県恩納村付近と金武町付近で120ミリ以上、
国頭村西部と東部付近、宜野座村付近で110ミリの猛烈な雨が解析されました。
また60m/sを超える猛烈な吹き返しの風が吹くおそれがあります。
引き続き家屋や電柱の倒壊、大雨による災害などに厳重に警戒してください。
また大潮にあたることから高潮にも警戒が必要です。
奄美地方もきょう日中は暴風と高波、大雨に厳重な警戒が必要です。

眼を取り巻くアイウォール (国交省レーダHP 07:00)

最強勢力で通過
台風16号は中心気圧が900hPaと、大型で猛烈な勢力となりました。
最大瞬間風速80m/sは電柱がひん曲がるクラスの風です。
16日には沖縄本島を直撃するおそれがあります。
前回の15号は幸い懸念されたほどではなかったですが、今回も油断できません。
一方、台風を近づけないほど太平洋高気圧が頑張り続けていて
9月も中旬だというのに東日本は夏空と猛暑が続いています。
台風の災害は困るのすが、過去の渇水を解消したのも台風なのです。

秋の気配なく 夏空

猛烈な勢力で北上
昨夜は京都の仕事で遅くなってしまい、帰る気力が無かったのでまたもや滞在。
すべて違う宿での4泊目ということでかなりグッタリ気味…
というわけでして、きょうは臨時で夏休み扱い。
本州付近の前線通過により、京都市内も昨夜から雨が降ったり止んだり。
しかしお仕事で予想した雨量にはほど遠く及ばず、かなり外れ気味。

京都祇園 錦通り

うなぎの名店 「かね正」さん

錦糸卵に隠れてました!
埋まっていた鰻ですが、丁寧に焼かれて皮がパリパリでとても美味しかったです。

各地で雷雲発達

富士山背後に前線対応の雲列
写真手前側の伊豆半島や関東平野には雨雲はなく(というか進入できず)、
残暑厳しい夏晴れのエリアとなっています。

前線付近で雨雲発達
急遽週明け月曜日も京都で気象予測の仕事が入ったため、
往復交通費の経費節減の観点からこの土日は関西に滞在して繋ぐことになりました。
大阪市内に居ても暇なので、南紀白浜に小旅行です。
前線の南側で蒸し暑いのですが、海風は気持ちええですね。

南紀田辺に移動

海風そよぐ温泉付き
きょうは会議のため大阪支社に出張でした。
相変らず残暑が厳しくて汗が噴出します。
その分ビールの喉ごしが申し分なかったことは言うまでもありません。
夕立ちの発生は局地的で、雨に打たれることはありませんでした。

大阪南港の眺め

梅田のビアホール
上空に居座る寒気(UCL: Upper Cold Low)の影響で、相変わらず大気は不安定な状態です。
きょうも朝から断続的にスコールや雷があって、
傘なしではうかうか出歩けない1日となりました。
しかし暑さは一息。東京で先月8日から続いていた真夏日が途切れました。

不気味な雨雲

ゲリラ雷雨の雨脚

関東沖の寒気渦 (気象庁赤外衛星 20:00)

熊野灘のメソ擾乱 (気象庁レーダー 20:00)

地上天気図では暖かく湿った空気
防災の日にちなんで…というわけではないのですが
減災関連の社内研修に招聘されましたので行ってきました。
猛暑と雨不足で渇水気味となっている東日本ですが
きょうは寒冷渦が接近し関東甲信~西日本の広い範囲で大気の状態が不安定となりました。
各地で雷雲が湧いて、東京は14日ぶりのお湿りとなりました。

社内研修 (山中湖)

全国から精鋭集合

関東上空に寒気渦あり
大型で非常に強い台風15号は、920hPaという最強クラスの勢力を維持したまま
21時頃に沖縄県名護市付近を通過しました。

21時が台風の目? (名護市のアメダスデータ)

最強勢力で本島通過 (国交省レーダーHP 21:00)

910hPaで沖縄直撃
衛星写真を見ると日本の東海上には雲がほとんどありません。
8月も終盤を迎えますが太平洋高気圧のパワーは衰え知らずです。
夕立ちの雷雲も山沿いの一部限定で平野部はお湿りがありません。
この状態はあと1週間~10日以上は続きそうです。
夏バテや農作物の管理には注意が必要ですね。

猛暑のアウトレットモール

夕立ちは山沿いのみ

高気圧衰え知らず
甲子園の熱闘は大阪の優勝で幕を閉じましたが、
日本列島は相変わらず東の海上からパワー満載の高気圧に覆われております。
きょうも関東や近畿などを中心に35℃以上の猛暑日です。
北上を続けていた台風14号、高気圧の勢力に阻まれて
石垣島の南の海上で左に舵を切りましたが
このあと週末にかけて台風15号が沖縄に大きく影響するおそれがあります。
南西諸島は大しけの状態が続きますので厳重な警戒が必要です。

カンカン照り

猛暑変わらず
夏の高気圧のパワーは衰え知らずで、きょうも東日本を優勢に覆います。
各地で猛烈な暑さが続き、夕立ちも局所的で打ち水すらありません。
石川県小松市で37.7℃、新潟県新津市で37.1℃など
南から熱風が吹き込む形でフェーンとなった日本海側で特に気温が上がりました。

再び暑気払い

高気圧勢力持続
当地横浜は朝から雷鳴が轟き目が覚めました。
朝から雷ということは、よほど大気が不安定になっている証拠です。
午前中は関東南部が中心でしたが、
お昼過ぎからは日射の影響も加わり東~西日本の広い範囲で雷雲が発達し
あちこちで激しい雨となりました。
野外ライブコンサートが予定されていた大阪市東住吉区の長居公園では落雷が発生して
木の下で雨宿りをしていた女性2人が亡くなるという痛ましい事故がありました。
大阪はただっ広い平野が広がる構造なので、
都市生活空間への人的落雷事故のリスクが高いような気がします。
滋賀県大津市ではジョギング中の中学3年の男子生徒が落雷で意識不明の重体。
また北アルプス槍ヶ岳山頂付近では、
登山者の60歳代男性が落雷で死亡するなど、各地で被害が相次ぎました。

雷雲近づく

午後もモクモク

虹も出現

大阪では落雷被害 (気象庁レーダー 15:00)

上空寒気できょうも雷
きょうも前線の南側で残暑が厳しくなりました。
東京都心は35.7℃の猛暑日となり、ここにきて今シーズン1番の気温です。
群馬県館林で38.0℃、岐阜県多治見で37.4℃、大阪豊中で37.3℃など軒並み体温超えです。
これだけ地上が熱せられたところに、上空には冷たい空気が入り雷雲が発達します。
東~西日本のあちこちで激しい雷雨となり、
大阪や福岡の市街地でも一時激しい雨となりました。

海風も蒸す大阪南港

あちこちで雷雲増産

広い範囲で不安定
前線の南下に伴い、大気の状態が非常に不安定となつたことから、
けさは近畿や東海地方を中心に猛烈な雨が降りました。
宇治川が氾濫して浸水したほか、東海道新幹線や京阪電鉄で不通となるなど
お盆真っ只中の交通網に大きな影響が出ました。
05時30分京都府で記録的短時間大雨
八幡市付近で約90ミリ
05時30分滋賀県で記録的短時間大雨
大津市南部付近で約90ミリ
05時30分大阪府で記録的短時間大雨
高槻市付近で約110ミリ
06時京都府で記録的短時間大雨
城陽市付近で約90ミリ
06時40分京都府で記録的短時間大雨
精華町菱田で107ミリ
京田辺市高船で98ミリ
井手町梅ノ木原で97ミリ
07時大阪府で記録的短時間大雨
四條畷市付近で約100ミリ
【最大1時間降水量】
1 大阪府 枚方 91.0mm/h (06:20) [観測史上1位の値を更新]
2 静岡県 掛川 86.5mm/h (08:46) [8月の1位の値を更新]
3 京都府 京田辺 78.0mm/h (06:25) [観測史上1位の値を更新]

近畿東海で猛烈な雨
夏の高気圧もお盆休みに入りパワーダウンしています。
前線が日本海に横たわり、日本海側には活発な雨雲がかかりました。
また前線の南側にあたる北~西日本にかけても広い範囲で大気の状態が不安定となり、
東海や近畿地方などでもあちこちで激しい雷雨となりました。

牛にひかれて善光寺参り

名古屋も豪雨の脚 (弊社スタッフ投稿)

同時刻のXバンドレーダー (国交省運用サイト)

広い範囲で大気不安定
高気圧の縁に沿う形で日本付近には湿った空気が流れ込んでいます。
きょうは大学サークルの同窓会で長野にお出かけ予定でしたが、
横浜の自宅も昼前から激しいスコールで足止めをくらいました。
昨日に続いて千葉や東京周辺でも一時激しい雷雨となったところがあり、
まさに“ゲリラ豪雨”的な雨雲の発生となりました。

朝からスコール

山登りサークルのOB会 (長野県松本市)

日本に沿う形で湿った空気
立秋を過ぎて「暑中」から「残暑」へと切り替わっていますが、
朝晩の風は心なしか秋の気配も漂い始めて、猛暑も幾分和らいできた感があります。
実際きょうの猛暑日地点は16時現在7地点と、7月24日以来の一桁となっています。
午後からは九州の内陸部で大気の状態が非常に不安定となっており、
大分県や熊本県で猛烈な雨や非常に激しい雨が観測されました。

花火で暑気払い

猛暑おさまる
台風11号は昼過ぎに与論島付近を通過し、
沖縄本島に最も接近したあと東シナ海を西北西に進んでいます。
動きがとてもゆっくりで、海水温の暖かい海域を進むため今後発達します。
沖縄近海はあす6日にかけて波の高い状態が続きますので警戒下さい。
今日も関東以西は晴れて厳しい暑さの一日となりました。

空青く突き刺す陽射し

与論島付近を通過 (気象庁レーダHP 14:00)

11号沖縄に接近
台風10号は15過ぎに屋久島付近を通過し、東シナ海を西北西に進みます。
鹿児島県中種子で14時過ぎに39.6m/sの最大瞬間風速を記録しました。
一方、大型で強い台風第9号も先島諸島に最も接近する見込みです。
先島諸島では、猛烈な風としけが続きますので厳重な警戒が必要です。

雲多めで猛暑和らぐ (東京六本木)

大型とコンパクト (気象庁HP 赤外衛星 18:00)

九州と先島に接近
きょうで7月も終わりですね。
一緒に猛暑も終わってくれればよいのですが、そうにはなりません。
8月になっても太平洋高気圧の頑張りは続きそうです。
最近山沿いの一部を除いて夕立ちすらなかなか起こりませんが
8/7の立秋頃に一旦高気圧が息切れするので、この頃打ち水があるかもしれませんね。
空気が乾いているせいか、この時期にしては空が澄んでいる感じを受けます。
それは黒肌の富士山が例年になくはっきり見えることも同様です。
大都市圏の空気も少しずつ浄化されている証なのでしょうか。
さて、高気圧の張り出しを避ける形で台風が西寄りに進んでいます。
九州南部は接近に注意が必要です。

巻雲多し (大阪枚方市)

夏青に映える巻雲

台風と猛暑
ロンドンオリンピックの開幕も熱いのですが
日本列島の暑さも尋常ではありません。
きょうも各地で猛暑が続き、早くも体がバテ気味です。
価格高騰も何のその、土用丑の日が過ぎてもウナギでスタミナUPを図りたいですね。
隅田川の花火はすこし納涼気分を味わさせてくれたでしょうか…
【最高気温ランキング】
1 群馬県 館林 38.4℃ (15:09)
2 茨城県 大子 38.3℃ (12:43) [観測史上1位の値を更新]
3 岐阜県 多治見 38.2℃ (14:22)

京都も37.5℃!!

日本列島を抑え込む高気圧
きょうも各地で猛暑日となり、厳しい暑さが続いています。
出張先の大阪府枚方市は37℃超の危険な気温となっています。
そして本日東北南部・北部地方が梅雨明けしました。これで今年の梅雨は終わりです。
夏の高気圧の勢力が盤石で大気も比較的安定していますが、
例年のお天気カレンダーのネタ探しもしなくてはならないので
積乱雲の立ち上がりを3本捕獲しました。

富士山と共に

キュートなくびれ

どこに昇る?

夏の高気圧
きょうは遅ればせながら九州地方で梅雨明けが発表されました。
九州北部では平年より4日遅く、九州南部では9日遅い梅雨明けです。
「九州北部豪雨」が象徴するように
梅雨期間の雨量は各地で平年の2倍を超える記録となりました。
【梅雨期間降水量】 降水量(mm)/平年値(mm)
▼九州北部地方(6/8~7/22)
福岡 752.5/450.9
佐賀 1033.0/577.5
大分 1107.0/440.1
長崎 845.5/506.2
熊本 1167.5/686.8
▼九州南部地方(6/4~7/22)
宮崎 1328.0/606.5
鹿児島 1266.5/657.3
屋久島 1450.5/914.3
これと連動して太平洋高気圧もパワーアップ。
東~北日本の涼しさも終了して、この時期本来の蒸し暑さが戻ってきそうです。

気象振興協議会の総会

夏の蒸し暑さ復活へ
西高東低とは、気圧配置ではなくて気温のことです。
「どうして梅雨明けしたのに、いきなり涼しいの?」という質問を立て続けに受けました。
本来は「梅雨明け十日」と言って、梅雨明け後しばらくは安定した夏空が続くのですが
スタートダッシュが勢い良すぎて早くも息切れ…? そんなわけはありません。
心配はご無用で、あしたからは東日本もまた夏の暑さが戻ってきそうです。
ちなみに捕捉ですが、気象庁は梅雨明け発表の日付をあとで訂正することもあります。

森のビアガーデン

お昼寝

涼しさ続く
梅雨明けして間もないのですが、関東には北の高気圧から北東気流が流れ込み
ひんやり涼しい陽気となっています。
涼しさの特権は北~東日本のみで、東海から西では蒸し暑い真夏の空気に支配されています。
湿った空気の影響で雨雲が発達し、北陸や九州を中心に局地的に激しい雨となりました。

健康気象アドバイザー認定講座

関東には北東気流
きょうは四国・中国・近畿・東海・関東甲信地方で梅雨明けが発表されました。
いずれも平年より1~4日早く、昨年よりは8~9日遅くなりました。
それにしても関東地方を中心に猛烈な暑さです。
全国トップは群馬県館林市で39.2℃!! 、伊勢崎市の39.1℃も7月の記録を更新。
東京練馬やさいたま市も37.2℃など体温超えの地点が相次ぎました。
各地で熱中症の搬送が相次いでいるようですので、
節電も無理せずエアコンを上手に使いたいですね。

かなとこ夕暮れ

存在感増す高気圧
日本海に停滞する前線に向かって吹く南風が山越えとなるフェーン現象。
富山県魚津市で36.9℃、鳥取県青谷と石川県金沢市で36.8℃など
日本海側の各地で高温となりました。
全国トップは群馬県館林市で37.6℃、東京都心も33.0℃まであがりました。
一方、7/11~14の大雨について昨日気象庁が命名した
「平成24年7月九州北部豪雨」の傷が癒えないさなかではありますが、
九州北部では引き続き水蒸気が終結して、まだ局地的に激しい雨が続いています。
17時大分県で記録的短時間大雨
日田市日田付近で約110ミリ

強い南風でレンズ状雲

夏空ですね

大雨と猛暑の隣り合わせ
日本海に停滞する前線に向かって湿った空気が流れ込み
九州北部を中心に断続的に猛烈な雨が降っています。
福岡県柳川市では矢部川の堤防が決壊するなど各地で氾濫や浸水の被害が広がっています。
湿った空気は西日本を経由して一部東海や関東地方にも達し、
けさ未明には関東南部でも記録的な雨となったところがありました。
03時10分神奈川県で記録的短時間大雨
山北町丹沢湖で105ミリ
03時神奈川県で記録的短時間
大雨山北町付近で約100ミリ
06時30分福岡県で記録的短時間大雨
八女市付近で約110ミリ
うきは市付近で約110ミリ
09時30分福岡県で記録的短時間大雨
八女市付近で約110ミリ
筑後市付近で約110ミリ

河川の氾濫も相次ぐ

梅雨末期の豪雨
前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で雨雲が発達し、
けさ未明にかけて熊本県や大分県を中心に記録的な大雨となりました。
特に、鹿本菊地、阿蘇地方では1時間100ミリ前後の猛烈な雨が継続し、
気象庁は初めて「これまでに経験したことのないような大雨」という表現で警戒を促しましたが、
これまでに死者行方不明者30名の被害が出てしまいました。
強い雨雲はゆっくり南下する見込みです。
河川の氾濫や土砂災害等に厳重に警戒してください。
【最大1時間降水量】
1 熊本県 阿蘇乙姫 108.0mm/h (05:53) [観測史上1位の値を更新]
2 熊本県 五木 98.5mm/h (10:38)
3 熊本県 阿蘇山 94.5mm/h (06:39) [観測史上1位の値を更新]

時間雨量推移 (気象庁HP 阿蘇乙姫アメダス)
02時30分熊本県で記録的短時間大雨
阿蘇市付近で約120ミリ
菊池市付近で約110ミリ
03時熊本県で記録的短時間大雨
大津町付近で約110ミリ
03時30分熊本県で記録的短時間大雨
菊陽町付近で約110ミリ
04時熊本県で記録的短時間大雨
菊池市付近で約110ミリ
阿蘇市付近で約110ミリ
合志市付近で約110ミリ
04時30分熊本県で記録的短時間大雨
大津町付近で約120ミリ
05時30分熊本県で記録的短時間大雨
菊池市付近で約110ミリ
阿蘇市付近で約110ミリ
06時熊本県で記録的短時間大雨
阿蘇市付近で120ミリ以上
産山村付近で約120ミリ
10時30分熊本県で記録的短時間大雨
水上村付近で約110ミリ
11時熊本県で記録的短時間大雨
球磨村付近で約120ミリ
芦北町付近で約110ミリ

熊本県に発達した雨雲 (気象庁HPレーダー 06:00)

九州で猛烈な雨
2008年8月から4年間にわたり、1日も欠かさず
毎日更新を続けてまいりました「空ブログ」ですが、
筆者が体調を壊してしまいましたので、あす以降は不定期更新という形に変更させて頂きます。
梅雨前線は西日本で北上傾向、近畿地方を横切る形で停滞しています。
また、北日本には上空に寒気を伴った気圧の谷があって
北海道や東北地方で雷雲が発達し、局地的に激しい雷雨となりました。
いずれのシステムでも大雨による災害に注意が必要です。

北日本不安定
きょうの関東地方は朝から強い陽射しが照り付け
群馬県館林で33.8℃を記録するなど、「いよいよ本格的な夏」の陽気となりました。
あす以降は前線が北上し、日本付近は広く真夏のエリアに入ってきます。
電力需給も心配ですが、熱中症には気を付けたいですね。

真夏の陽射し (池袋駅前)

九州相変わらず不安定
梅雨前線の活動は活発で、引き続き九州を中心に大雨が続いています。
特に九州北部の内陸山沿いで朝方激しい雨となり、
河川の氾濫や浸水など大きな被害が出ました。
【最大1時間降水量】
1 大分県 耶馬渓 91.0mm/h (06:45) [観測史上1位の値を更新]
2 福岡県 英彦山 86.5mm/h (06:14) [観測史上1位の値を更新]
3 大分県 日田 80.5m/h (08:03)
※大分県 耶馬渓では3時間降水量も203.5mm (08:40)を記録

竜巻検討委員会 (気象庁)

九州に停滞
梅雨も後半戦にはいり、前線付近には今まで以上に暖かく湿った空気が集結します。
特に九州では大気の状態が非常に不安定で雨雲が発達しやすくなっています。
断続的に非常に激しい雨となり、これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいることから、
土砂災害の危険性が高まりますので警戒してください。

西ほど活発
前線が北から南下すると同時に、雨雲が東に移動し、
関東も昼過ぎから雨が降り出しました。
一方、前線の南側にあたる西日本には湿った空気が流れ込み大気が不安定。
近畿地方や九州北部などでは局地的に激しい雨となりました。
7月に入って梅雨の後半戦。これから梅雨明けまでは、
ゲリラ豪雨のような局地大雨災害が増えますので注意が必要ですね。

前線南下中
梅雨前線の位置が朝鮮半島までグンと北上し、
日本付近には南からの夏の空気が入りやすい状態に変わってきました。
梅雨のステージも着実に前進して、7月をもって後半戦に突入の感じです。
フェーン現象が相まって、北海道の内陸部で気温が上昇しました。
前線の南側は蒸し暑いばかりでなく、
大雨や豪雨が起こりやすいので要注意の期間となります。
【最高気温ランキング】
1 鹿児島県 名瀬 33.6℃ (13:35)
2 北海道 上川地方 富良野 33.4℃ (13:40) [6月の1位の値を更新]
3 北海道 上川地方 音威子府 33.1℃ (13:39) [6月の1位の値を更新]

ひさびさのテニス

ムシムシ感の晴天

前線位置逆転
前線の活動はいったん弱まり、梅雨の中休み状態となるでしょう。
今がちょうど折り返し地点の付近になります。
今週は北からの高気圧が頑張って比較的しのぎやすい陽気となりましたが、
来週は一転太平洋高気圧が勢いを増してきて一気に前線が北上する見込みです。
蒸し暑い空気に覆われて、ムシムシ感がグーンとUPしそうです。
熱中症要注意の一週間となりそうです。

湿度高め

前線位置に変化の予兆?
北日本に中心をもつ高気圧に覆われて、北陸以北では晴天となり梅雨の中休みが続きそうです。
一方前線上を低気圧が通過するため、東~西日本の太平洋側ほど雲が多くなり、
沿岸部ほど雨が降りやすくなるでしょう。
激しい雨が続いた九州南部では大雨の峠は越えますが、
土砂災害が起こりやすくなっていますので警戒してください。

南岸沿いで雲多め
関東地方は、北の高気圧の頑張りにより梅雨の中休みが続いていますが
九州南部を横切る前線の活動は活発な状態が続いています。
【最大1時間降水量】
1 鹿児島県 内之浦 89.0mm/h (15:24) [6月の1位の値を更新]
2 鹿児島県 喜入 72.5mm/h (13:13)[6月の1位の値を更新]
3 鹿児島県 指宿 68.5mm/h (14:45)

梅雨の中休み中 (新宿駅前)

波状雲夕焼け

前線停滞中