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11月
「万里の長城」付近で起きた日本人観光客を含む遭難事故は
朝鮮半島付近に停滞する寒冷低気圧(寒冷渦)による豪雪に起因するものでした。
河北省や北京市北西部は3日夜~4日にかけて寒波に見舞われ、
現場に近い北京市延慶県では1960年以来52年ぶりとなる47センチの積雪を記録したという。
私も数年前の夏に北京から足を延ばして行ったことがあるが、
すこし郊外の小高い丘陵地帯にあって、
北京市内と比べると気温や風の条件は山岳エリアのそのものに近い印象。
寒冷渦は上空に寒気を伴っているため、雨雲が発達しやすく、
局地的に強い風と雪に見舞われて急激に状況が悪化したのかもしれません。