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Just another Daily SKY Sketch 気象予報士ブログ

台風13号が東シナ海をゆっくり東よりに進み、
週末にかけて西日本に接近する予想となっています。

現在は暴風域はなくなり形も崩れてきているため、
気象庁がいうほどの再発達があり得るのか疑問(?)ですが、
付近の海水面の温度は27℃以上あるため、
台風進行の可動域制限(高気圧の抑圧)が外れて北上成分をもったときに
再び勢力を盛り返す可能性は否定できません。

※台風は長時間進路を遮られるようなストレスがあると
 機嫌を損ねて弱まります。このへんは人間と同じです。

台風に支配される今週の天気を予見するには、

『台風ココロと秋の空』

を読み解かなくてはなりません。

台風13号進路予想図 (2008/09/16 06:00 気象庁HP)

台風13号進路予想図 (2008/09/16 06:00 気象庁HP)

いずれにせよ、台風前面を取り巻く発達した雨雲がかかるため
これから奄美や沖縄では激しい雨のおそれがあります。

きょう未明に東京都伊豆大島で1時間解析雨量120ミリ以上、
今朝7時10分には沖縄西表島で1時間97ミリの猛烈な雨が観測されています。

01時30分東京都で記録的短時間大雨
大島町付近で約80ミリ

02時東京都で記録的短時間大雨
大島町付近で120ミリ以上

石垣島アメダス降水量
08時 70.5mm/h
09時 84.0mm/h
石垣空港は落雷損傷のため閉鎖のようです。

 

麻生太郎氏の遊説中の発言
「安城や岡崎だったからいいけど、名古屋で同じことが起きたら全部洪水よ」
確かに言いたいことは分かるけども、住民感情としては納得いかない発言ですよね。
「馬の背を分けるゲリラ豪雨」「となり町では一滴も降らないゲリラ豪雨」
名古屋も紙一重で危なかったことは事実。
2008/08/29 「平成20年8月末豪雨」
2008/08/29 「記録的短時間大雨」

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